きょうも早朝からミル・チャネルに行った。午前7時のタゲレン水路はやっと明るくなり始めたところ。空は雲に覆われて、水面に映るマングローブの影も暗い。
ミル・チャネルでは、きのうより更に透明度が良くて、カンムリブダイ、イソマグロ、マダラトビエイ、ナポレオン、ギンガメアジにインドオキアジ、それにグレイ・リーフ・シャークまで、大きいのがひっきりなしに登場してくれたんだけど、なんたって昨日からダイバーがたくさん入っているので、マンタはどこかに隠れちゃったみたい...
こんなときには、あちこちの、マンタが来そうな場所でひたすら「待ち」の態勢に入る。じっと中層の水をながめて瞑想にふけるのも良いけど、限られた潜水時間を、まるまるそれに使ってしまうんじゃ、もったいないでしょう?
ふと目を下に向けると、いつもはすばしっこいアオイソハゼが、妙にじっとしていたのでパチリ。
この地味なサカナには普段なかなか目が行かないけれど、こうして写真に撮ってみると、透きとおったボディは繊細で美しい。体長は約3センチ、あちこちのサンゴの上に、こうしてちょこんと乗ってます。
こちらは密かなマイブームのベニハゼちゃん。
この体長2センチくらいの小さなサカナは、オーバーハングした岩の下などを捜すと見つけやすいかも。ただし、肉眼では周囲とほぼ同じ色に見えるから、フラッシュを使って写真を撮ってみないと、こんなに可愛い赤色のボディ・カラーは出てこない。
マンタ・リッジのブイの下で、最後の長~いマンタ待ちをしているときに、じっとこっちを見つめていたイシガキカエルウオに気づいた。顔しか出してなかったので、写真を撮っている最中は何者かわからず、あとで図鑑と照合して、「な~んだ、イシガキカエルウオか」と落胆しつつも安心した。決め手は口と顎にあるラインと、目のまわりの放射線模様。これも浅い場所ならどこにでもいる、体長7センチ前後のサカナです。
あんまり小さい世界に没頭していると、近くを通りかかったマンタを見過ごしたりする危険(笑)があるので、いつも神経は360度全方向に行き渡らせて、目の前の小さい世界にも注意を払う-こういう風に潜ると、1ダイブで3倍楽しめるミル・チャネルになること請け合いだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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