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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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[ダイビング]ほんわかマリーナ桟橋下

潮が下げきった午後、マリーナ桟橋の下に潜った。はじめは透視度数メートルだったが、2時間も水の中にいると潮が上げてきて、少しずつきれいになってくるのがわかる。そして…べつに珍しいものを期待してるわけじゃないのに、意外な出会いがときどきあるから、水中はオロシロイ。

たとえば、この↓セミホウボウ↓ 目の下の泥が揺れたと思った瞬間、うわっと出てきた。もう少しで、そこに手をつくところだったよ(笑)。
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わたしもびっくりしたけど、彼(彼女?)のほうが、もっとびっくりしただろう。一目散に泳ぎ去ろうとするのを追いかけたけど、とても先回りして待ち構え、正面から写真を撮るなんてできなかった。やがて、わざと泥を巻き上げたかと思うと、ドロンと視界から消えた。

次に目が合ったのが(笑)、この↓ウミウシ↓
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ミドリガイの仲間で、Thuridilla bayeriじゃないかと思うが標準和名を知らない(後記:ヨゾラジミドリガイThuridilla vataeの可能性もあり)、体長2センチ程の細身のボディで、せっせ、せっせと海藻を食べながら、すごいスピードで移動してたけれど、見てると、ぜんぜん違う海藻でも、平気で食べ進んでいるから、あんまり食べ物に好き嫌いのない奴かもしれない。

そしてきょうの最後を飾るのは、ニホンにはいないイソハゼの仲間↓ネオン・ピグミーゴビー(Eviota pellucida)↓
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ところで、イソハゼの仲間を指す英語名のピグミーゴミーというのは、今のニホンの流れからすると、すごい差別用語になるかもね。pygmyとは矮人=ピグミー族からきていることは明らか。それでも英語の通用名には日本魚類学界のように「標準名」を管理する機関がないから、同じ言語でも地域や人によって呼び名はテンデバラバラ、だからダイバーの間でもふつう学名で呼ばれることが多く、イソハゼ類はふつう属名からEviotaで通る。

今年の2月1日、日本魚類学界は「「メクラ、オシ、バカ、テナシ、アシナシ、セムシ、イザリ、セッパリ、ミツクチ」の9つの差別的語を含む魚類の標準和名、1綱2目・亜目5科・亜科11属32種を含む51タクサ(分類単位)の標準和名を改名すべきであるとの結論に達したと発表した。(日本魚類学界 差別的語を含む標準和名の改名とお願い) 

このことは前にもちょこっと書いたけれど、ダイバーに人気の旧名イザリウオたちも全部ナントカ・カエルアンコウに変わったし、そのほかにも名前の変わったサカナたちがこんなにいる。ご参考までに、どうぞ。(日本産魚類の差別的標準和名の改名最終勧告
メクラウナギ → ホソヌタウナギ
オシザメ → チヒロザメ
メクラアナゴ→ アサバホラアナゴ
バカジャコ → リュウキュウキビナゴ
テナシハダカ → ヒレナシトンガリハダカ
セムシイタチウオ → セダカイタチウオ
セムシクロアンコウ→ クロアンコウ
セムシカサゴ → ニライカサゴ
セッパリホウボウ → ツマリホウボウ
ミツクチゲンゲ → ウサゲンゲ
テナシゲンゲ → チョウジャゲンゲ
セムシダルマガレイ → オオクチヤリガレイ
セッパリハギ → セダカカワハギ


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2007-02-04 23:10 | ヤップの自然・海
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