例の正体不明のベニハゼ探索、第2弾。
きょうのヤップは順調な(ということはかなり強い北東の)貿易風に恵まれて(笑)、東側のアウト・リーフは時化ている。でも、愛しのベニハゼちゃんの住いは静かな水路の中だから、ダイビングはOK。で、いました、いました、それも2匹も!
それなのに、ああ、それなのに、問題多発...(涙)
彼らの住いのあたりに行ってみると、普段はたくさん出ているネオン・ピグミーゴビーなどイソハゼの仲間や、けっこう見つけやすいベニハゼやオオメハゼたちが、ほとんど見あたらないのだ。その理由は...
潜った時間が夕方近かったので、ちょうどハナミノカサゴの夕食時に当たってしまったらしい。左上の写真のようなのが3匹も、お腹空かせてハゼたちの住いの真上を舐めるようにうろついていたわけね。だから、彼らのご飯になっちゃうような小さなサカナたちは、ハナミノカサゴが近づくとみーんな隠れちゃう。
それらを追い散らして(ごめんよ>ハナミノ)しばらく待つ、という行為を繰り返して、やっと撮れた一瞬、ああ...
ここぞっ、というときに、カメラが上手くズームしてくれない、とほほ。
カシオのコンパクト・デジカメEXILIMシリーズEX-Z1000は、まだ使い慣れないせいもあるかもしれないが、なかなか思うように動いてくれない。バッテリーの消耗は速いし、水中で一番困るのはズーム・レバー。わたしの小さな可愛い片手では操作できない位置にあり、動きも硬いので微調整が難しい。
仕方ないのでズームをあらかじめセットして、カメラをそっと被写体に近づけ、ハーフ・シャッターすると...
ああ~~、ピンが合わない。
どうしてだ~~~~(怒)
そんなスッタモンダやってるわたしを、シマキンチャクフグが、怯えながら岩穴から顔を出して見ていた。
また粘着してくるハナミノカサゴを追い散らし、隠れてしまったハゼたちを待つあいだに、ちょっと彼の肖像をゲット。こんなときには、ちゃんと作動するんだよね>このカメラ。
フラッシュに驚いて、「こりゃ、たまわんわ」と逃げ出すフグくんを、またパチリ、ごめんね。
そんなことしてるうちに、どんどん時間がたつし、ハゼにはぜーんぜん興味を示さない連れもいたしで、またもや、きょうのところはギブ・アップ、となったのでした。
ああ、愛しのベニハゼに会う道は、なんて遠いんだ...
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