きょうも貿易風ガンガンの一日。
風速15~20ノット(毎分8~10m)の風がコンスタントに吹いていて、州庁舎裏手のヤシの木も、このとおり、片側だけに葉っぱが吹き流されてた。
ところで、
言ノ葉工房のるかさんちを訪ねたら、
ミクロネシアの小さな島・ヤップよりには、suyapさんの美しいビューチフルな写真がたーくさん載っているけれど、それらの自然がフォーエバーであってほしいっ、マイナス6%のリーダーだけどアベっちはちゃんとやってるの?達成できないなら、ソウリもリーダーのイスもお払い箱よ。追加キャンペーン!
ってのが提唱されてて、びっくりしたのだけど、わたしも、そう願います、お払い箱よ>
アベっち アンド
ブッシュ!
ブッシュを加えたのは、↓ 今日たまたま買った1月11日づけのPacific Daily News ↓
で、とんでもない記事を拾ったからだ。
なんで1月11日の新聞を今ごろ買うのって方へ:前にも書いたけど、ヤップで入手できる新聞は、週3回の飛行機で来るグアム、パラオ、ポンペイからの数誌だけ。1ヶ月以上経ってるのも平気で積まれてたりするわけね。主だったニュースはインターネットで入手できるから、たま~に目が淋しいときだけ、わたしは一面の記事で適当にチョイスして買ってマス(さすがに新聞を店頭で広げて読んでいると怒られる)。きょうのは4日前のだから、まだ新しい(笑)。
で、Pacific Daily Newsの国内記事(グアムはアメリカ領だから)から、こんなのを拾った。
なんと、ブッシュ米大統領は、クリントン大統領の時代に凍結していたアラスカ・ブリストル湾での原油、天然ガス採掘や新規開発を、解禁する方針を決めたという。
ブリストル湾は、アリューシャン列島につながる広大なエリアで、サケやタラ、ニシン、カニ、オヒョウなど、重要な漁業資源の宝庫であり、ニホンにも繋がる海に住む生物たちの「保育園」としても、たいへん貴重な場所だ。
ここでは80年代後半に大きなタンカー座礁事故があり、環境に計り知れない被害を与えた。クリントンや米議会の石油採掘凍結は、そういう経験を踏まえてのことだった。
早速ネットで検索すると、日本語では
フジサンケイのこんな記事が出てきたけど、さすが(笑)、環境問題には一切触れてない。だが、経済問題のバックグラウンドを探るには良い情報を提供している。
ブッシュの解禁決断には、民主党が上下院の過半数を占めたのに、なぜ?と驚いたが、「同時にメキシコ湾などを含めた全米沿岸の採掘権料を引き上げ、エネルギーの安定供給を図るとともに、歳入の増加につなげる計画」ということなら、うなづける。年間で45億ドルの増収が見込まれるそうだ。また、同記事には「石油業界を擁護してきたブッシュ政権が民主党への歩み寄り姿勢を強める中で、石油業界たたきが本格化しそうだ」とあるが、これによって石油価格を高め安定させ、そのうちに代替エネルギーの開発にあたる、という構想もあるというのを、どこかで読んだなあ(ソースを失念)。
(関連記事)
Bush lifts drilling ban in Alaska's Bristol Bay (The Seattle Times)
Bush Lifts Ban on Oil Drilling in Alaska’s Bristol Bay (About:Environmental Issues)
アメリカで石油が増産されても価格が安くなるわけではなく、かわりに計り知れない環境破壊が進む、というこの破廉恥行為を、ブッシュをはじめ米議会はこぞって推進していくつもりらしい。
もうひとつ、こんな記事も拾ったよ。
このエントリーで書いたF-22の沖縄配備を報じた共同通信の記事なんだけど、
Gen. Paul V. Hester, Pacific Air Forces commander, said the planes will train with Japan's air force, U.S. F-15s, and the U.S. Navy while at Okinawa's Kadena Air Base.
太平洋空軍司令部指揮官のPaul V. Hester司令官は、同機(F-22)は、沖縄の嘉手納にいる間、日本の空軍、米空軍のF-15、および米海軍と共同演習するだろうと言った。
やっぱりね、この商品、お試し使用期間つきだったんだ。
ちなみに、海外じゃ昔から自衛隊(The Self Defense Forces)なんて呼ばれてはいない。あれは、軍事費が世界5~6位の、れっきとした日本軍とみなされている。それを、憲法を変えてまで実体どおりのものにするか、平和憲法を最後の歯止めとして維持し、将来にむけて平和利用する道を残すか、わたしは後者の立場です。
歳が明けてから、世界中が不穏できな臭い空気につつまれている。
配信されてきた田中宇の国際ニュース解説では「
すでに米イラン戦争が始まっている?」という分析をしていた。(この記事後半には、米源潜とニホンのタンカー衝突事件の興味深い推察もある)。アメリカは今、イランを挑発するのに、やっきになっているようだ。第三次世界大戦を未然に防ぐのは、イラン側の冷静な対応にかかっているとも言える。
ヤップ語のラジオ・ニュースでさえ、米軍のイラク増強や、ソマリアにまで広がった戦争や、ペルシャ湾に集結している空母のことを淡々と流しつづける。米軍に志願してイラクや世界中に配属されているヤップ人の家族は、それをどういう思いで聞いているだろうか。うちの店番の女の子のイトコのひとりは韓国に、もうひとりはイラクに配属されているそうだ。両方とも20歳ちょい過ぎの女の子である。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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