北東の貿易風がガンガン吹き荒れた一日だった。
それでも、うちの店のあるマリーナは南に面してるから、どんなに貿易風が吹いても海面は穏やかだ。桟橋から眺める今日の夕日もなかなか見事で、光の輪につつまれて豪快に沈んでいく様子は、「お日様、今日もごくろうさま」と言いたくなる風情だったなあ。
で、足元の岸壁に目を落とすと、いたいた、トビハゼ!
1年前の記事に、最近コメントをしてくださった
yuさんによると、このトビハゼは
ミナミトビハゼ(
Periophthalmus argentilineatus Valenciennes)らしい。
トビハゼの仲間は、英語ではmudskipper、沖縄ではトントンミと呼ばれている。両方とも、泥の上をピョンピョン飛び跳ねる習性から来た名前だね。ヤップでは特に呼び名はないみたいだが、昔あったけど今は失われてしまったのかもしれない。もう少し聞きまわってみよう。
それにしても、yuさんのHP、
Mudskipper Worldは素晴らしい。コメントをいただくまで、わたしも「ああ、トビハゼがいる」程度にしか関心を持っていなかったんだけど、このHPを訪れて、「おおっ」と教えられることがいっぱいあった。
たとえば、
ミナミトビハゼのページの真ん中辺の写真をご覧あれ。
わたしのお気楽撮影じゃ、こんなシーンはとうてい無理だけど、彼らには、こんな綺麗な背ビレがあったんだ...!
去年の写真よりちょっとだけ進歩(?)したけど、まだまだピンボケ。
10センチくらいのサカナを、1m以上離れた位置から三脚なしで狙ってるわけだから仕方ないのよと言い訳しちゃうけど(笑)、yuさんのトビハゼ撮影テクはすごい。
「撮影のコツは、最初からカメラを構えたままじっとしておくことです。一番いいのは、カメラを三脚に固定して、シャッターはレリーズだったか、延長したものにして、向こうが油断しているときにバンバンとるのがいいですねえ。わたしのばあいは、泥に横たわってでっかい流木のふりをして撮影します。背中とかにも乗られちゃいますけどね。」(寄せられたコメントより)
トビハゼが流木と勘違いして乗っかってくるなんて、想像しただけでも和む光景だなあ...
真似したくなっちゃった(笑)。
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