今回は、内湾の静かな海で、ひっそり暮す生物たちを少し紹介しよう。
まず右の写真は、ジュズベリヒトデ。
房総半島以南からインド洋・西太平洋に住む、8センチ以内の小さなヒトデだ。各腕の縁に数珠状に並ぶ骨板があるのが名前の由来。
左はヒトデを裏返した状態。
ヒトデの仲間は、硬い皮で覆われた背面を上に、口や内臓、足などのある腹面を下に生きている。腹面はヒトデにとってはウィーク・ポイントで、それを上に晒したら、あっという間にサカナが集まってきて、どんどん内臓をつつかれて食べられてしまう。
だから、上右の写真は、必死で身体をひねって元通りになろうとしているところ。
ちゃんと流れも計算に入れていて、流れの上側の腕を跳ね上げて水の抵抗を受け、それによってバタンとひっくり返るという寸法だ。ヒトデといえども、ちゃんと考えて生きているんだね。
元に戻る速さは、状況や個体によって様々で、1分以内に戻れるのもいるし、5分以上かかるのもいる。ヒトデをみつけたら、ひっくり返して観察するのも面白いけど、ちゃんと元に戻るのを見届けないでその場を去るときには、元通りにしておいてあげようね。
こちらはヒラキッカサンゴ。あまり陽のあたらない岩の下とか、透明度の低い環境にひっそりと生きている。
「この岩、どうして一部分がオレンジっぽいんだろう」と、よく岩の模様と勘違いされる彼ら、写真はストロボがあたっているから鮮やかな色だけど、海中では褐色、緑褐色、黒褐色に見える。
次は、海のガーデン・シリーズ、キノコとカリフラワー(笑)。
左はウミキノコの仲間、といっても、ほんとうのキノコではない。八方サンゴ類に属するれっきとした動物で、イシサンゴ(ハード・コーラル)のような石灰質の骨格を持たないので、ソフト・コーラルとも言われる。
右のカリフラワーっぽいのは、ナガレハナサンゴ。こっちは、ポリプが引っ込むとちゃんとサンゴの骨格があるハード・コーラルの仲間だ。
ナガレハナサンゴのポリプ(触手)はキドニー形で、昼間でもよく伸びている。ナガレハナサンゴには、ニセアカホシカクレエビがついていることがあるので、このサンゴを見かけると、わたしは必ずエビのチェックをするようにしている。
それにしても、最近、見てないなあ>ニセアカホシカクレエビ。
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