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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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[ダイビング]変わったベニハゼ

[ダイビング]変わったベニハゼ_a0043520_1411620.jpg元旦の記事で紹介したベニハゼの仲間が、もしかしたら図鑑未記載種ではないか、という知らせをくれた人がいて、「全鰭が開いた真横の写真を撮れ」との指令をいただいた。

ひょえ~、これは、わたしには過酷な指令である。
まず持っているカメラ機材は、レンタルを兼ねたカシオのExilim EX-Z40と、同じくExilim EX-Z1000のみ。後者は最近使い始めたが、カメラが熱を持つのでシリカゲルをハウジングに入れねばならず、手軽さとそこそこの写りに、もっぱら前者を愛用している。

でも、今回はEX-Z1000も水中に持ち込んで、まずは、フツーのベニハゼを撮ってみた。(右上の写真)

[ダイビング]変わったベニハゼ_a0043520_1412282.jpgこっち→は、元旦にEX-Z40で撮った、噂の〇〇ベニハゼ。おーい、君は誰だ?(笑)

「指令」を受けたとき、問題はわたしの撮影の腕とカメラ、だけと思った。とっところが...

彼がいた場所に行って青ざめた。いない、のだ。10分、20分、30分...
一時間以上、たいして広くないエリアを丹念に探しまわっても、結局見つけることができなかった。




[ダイビング]変わったベニハゼ_a0043520_14125890.jpgかわりに、というのも変だけど、オオメハゼがたくさん見つかった。

実は、上の〇〇ベニハゼを見つけて撮っていたとき、わたしはてっきりオオメハゼだと思っていたのだ。「違う」と気づいたのは、陸に上がってパソコンで写真を大きくして見たあとのこと。

[ダイビング]変わったベニハゼ_a0043520_14134743.jpgオオメハゼには、白い矢印の先にあるような、少し大きめな赤い2つの斑紋が胸鰭のつけ根にある。もちろんボディにもたくさんの斑紋があるが、これらは水中では一切見えない。

しいて違いを思い出せば、〇〇ベニハゼのほうが、オオメハゼより、おっとりというか、シャイでなかったような気がする。したがって、写真もやや撮りやすかったかな?ボディも(数ミリの単位だけど)若干大きかったかも。この写真のオオメハゼの体長は約2センチです。

[ダイビング]変わったベニハゼ_a0043520_14145839.jpgわれらがニュー・フェイス?〇〇ベニハゼの特徴は、白い矢印の示す部分の、両目の間にある特徴的な斑紋と、伸長する第1背鰭第1(?)棘。それと、ボディを縦に走る黄色がかったストライプも独特だ。

こうして簡単に見つからないとわかると、恋心は募るばかり...(泣)

[ダイビング]変わったベニハゼ_a0043520_14154412.jpgオーバーハングした岩の下や穴に首を突っ込んだり、壁をなめるようにして1時間以上も捜し物をしている変なダイバーに、このネッタイミノカサゴはあきれていたに違いない。それは、迷惑そうにお尻を向けているポーズからも、わかる。ゴメンネ。

というわけで、近いうちにまた、〇〇ベニハゼ捜索第2弾が決行される予定である。


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by suyap | 2007-01-07 22:08 | ヤップの自然・海
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