今日は晴れ!と思っていたのに、雲が多くときどきスコールのくる一日だった。でもこんな日には虹がよく出る。ミル・チャネルで早朝スノーケリングの後に見た、全天にかかる虹。虹のある厚い雲の下に、ところどころで振っている雨が見える。
リーフの外も波が高かったので、満潮1時間半前に到着したにもかかわらず、ミル・チャネルの流れは水路の外に向かっていた。こんなときには水面からマンタを見るのは無理だし流れも強いので、ノンダイバーのゲストと一緒に浅い場所でスノーケリングをした。そこでは、前から気になっていたミル・チャネルの浅瀬で進む
サンゴの白化(後述※を参照)を、ちょっとだけ俯瞰することができた。
水路の入り口近くにはテーブル状のハナバチミドリイシが多く群生しているが、写真のように白化が進んだものが約4分の1、白化のあとで死んでしまったものも入れると半分くらいが影響を受けている。残りの半分は元気そうだから、このまま頑張って欲しいものだ。
水路を少し入ったマンタリッジの近くでは、ミドリイシの仲間が全体的に「色あせ」の状態。右の写真のハナガサミドリイシも、なんとなく「白っぽい」。
なぜか真ん中から白っぽくなっているものも多く、左はもともと褐色のコユビミドリイシだが、端のほうは(色あせてはいるものの)まだ元気そうなのに、真ん中は白くなってて既に藻がつき始めている。
右の紫色のコユビミドリイシでは、(写真)右端から色あせてきて藻がつき始めている。
元気に生きているサンゴには藻がつかない。弱ったり死んだりするとすぐに藻がつき始める。
現在の水温が特別高いとは思えず、浅瀬(満潮時約2m、干潮時1m以下)では、お天気の良い干潮時には30度を越すこともあるが、だいたい27度~29度で推移している。ここ数週間は曇や雨がちな日が多かったので、もしかしたら水温ではなく陸からの濁った水(シルト)の影響か?でも、それなら流れの強い水路入り口近くの白化の説明がつかないし...?もっと深い方のサンゴも影響を受けるはずだし...?
ミル・チャネルのサンゴの今の状態が回復期にあるのか白化が更に進むのか、これからも注意して見ていこうと思う。
※ サンゴの白化
サンゴの体内には褐虫藻(かっちゅうそう)という単細胞の藻類が共生していて、サンゴの「色」はこの褐虫藻の色素によっている。水温が30度を超えたりサンゴが何らかのストレスを受けると、褐虫藻はサンゴの体内から逃げ出すことがあり、そうするとサンゴは白く見えるようになる。これがサンゴの「白化」と呼ばれるものだ。
白化したサンゴ=褐虫藻を失ったサンゴは、褐虫藻が光合成によって供給していた酸素をもらえなくなり、次第に体力が衰える。しばらくすると褐虫藻が元に戻り、白化が解消される場合もあるが、白化が長時間に及ぶとサンゴは死んでしまう。
白化が長時間に及んで体力の衰えたサンゴには藻類が繁殖しやすく、そうなるとサンゴは完全に死んでしまう。白化したばかりのサンゴは、鮮やかな白色をしており、その状態ではまだ「死んで」はいない。やがて白色がくすんで汚れてくると、かなりヤバイ状態となる。
サンゴの白化について詳しいサイト:
サンゴ礁の危機: サンゴの白化
サンゴの白化現象
よろしかったら
ポチッとお願いします。
◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆格差社会にNO
みんなで
太陽のもとに。
(バナーはBLOG BLUESさんよりお借りしてます)
◆AbEnd (安倍晋三をEndに)キャンペーン
「安倍晋三 - トラックバック・ピープル」 http://tbp.jp/tbp_6610.html には、新聞やテレビでは流れない話題や情報がたくさんトラックバックされています。
↑ ↑ バナーは、『雑談日記』のSOBAさんより借用してます ↑ ↑
「美しい国、逆から読めば、憎いし 苦痛シリーズ」バナーコレクションへGO!
◆
AbEndフォーラム http://atbb.jp/abend/ にもどうぞ!
安倍晋三に関する話題の情報収集掲示板です(閲覧自由)。