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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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シャコ貝な日

シャコ貝な日_a0043520_2341116.jpgシャコ貝をもらった。
シャコ貝にもいろいろな種類があって、ヤップ語では住み方の違いで、サンゴの中を穿つように住むもの(成長は遅い)をトウ、海底にゴロリと転がるタイプ(成長は比較的速い)をファシュウという。今回もらったのはファシュウの方で、4個の中身が既に取り出してあった。

シャコ貝の写真くらいどこかにあると思ってパソコンの中を捜したが、トホホ... ときどき写した記憶はあるので、後でいつでも撮れると思って捨てちゃったのかもしれない。

シャコ貝な日_a0043520_23414897.jpgそれで、シャコ貝の口しか写ってないこんな接写写真で、今回はご勘弁を(笑)。
シャコ貝に挟まれるとたいへんだと思っている人もいるかもしれないが、大きくなると口がちゃんと閉じられないようだから、食いちぎられたり逃げられなくなったりということはなさそうだ。成長の速いタイプだと10年くらいで殻の両端で80センチ以上になるという。もっとも今ではそんなに大きくなる前に採られてしまうけど。




シャコ貝な日_a0043520_23424040.jpg取り出された身の部分は大きく3種類のパーツに分かれる。
ヒレヒレの部分-こりこりしていて、煮てもかなり硬い
貝柱-やっぱり味は貝柱でしょう。サシミにもグッド
肝-この部分はスープのコクとなる。捨てないように

というわけで、まずは簡単な貝柱のサシミでビールをチビチビやりながら^^;)
クラム・チャウダー・スープに取りかかる。


シャコ貝な日_a0043520_23431749.jpg肝を壊さないように用心しながら苦い内臓を取り除き、ヒレヒレは(好みで)細かく切り刻み、貝柱の残りも適宜な大きさに切り、香りづけにタマネギを薄くまわしギリ。

ほんの少量のオリーブ油でタマネギをしんなりするまで炒めてシャコ貝を加え、さっと表面の色が変わったら水を差して煮込む。早い話が料理はこれで終了(笑)。シャコ貝にかなり塩味が効いてるので、味つけはほとんどいらない。足りなかったらちょっと塩を足す程度。

今回はスープが出来上がる前に貝柱のサシミとビールが進みすぎて酔っぱらったせいか(笑)、冷蔵庫の隅にあったマジョラムの粉を遊び心でバサッと入れてしまって、ちょっと失敗だった。素材が新鮮なものは余計な香料など入れないほうが良いみたい...


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by suyap | 2006-12-12 23:39 | ヤップの伝統食
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