<ヤップ州>
ヤップ州は、チューク州、ポンペイ州、コスラエ州とともに
ミクロネシア連邦をつくる一州で、同連邦の一番西端にあります。北緯6度から10度、東経137度から148度、東西約1200キロにわたる広大な海域に138の島々があり、そのうち22の島が有人島です。
<ヤップ島>
ヤップ島は、北緯9度東経138度、グアムから南西に724キロ、パラオから北東に580キロ、伊豆半島から真南に約3000キロの位置にあります。浅くて細い水路で隔たれた4つの陸地が、ひとつの広大な裾礁で囲まれており、このうち3つは舗装道路と橋で結ばれています。ヤップ州の総陸地面積は約128平方キロですが、その約8割にあたる100平方キロをヤップ島が占めています。
ヤップ州の中心地コロニアはヤップ島にあり、行政や商業活動、観光産業のほどんどは、この島に集中しています。州都とはいえ、コロニアは日本の僻地離島の町よりも、ずっと田舎だと思います(笑)。
<ヤップ州の他の島々>
ヤップ島以外の島々は、アウターアイランド、ネイバーリング・アイランド、あるいは離島と呼ばれ、そのほとんどがサンゴ礁が隆起してできた平坦な小島です。そのほとんどはヤップ島から東に1000キロ近くに渡って点在しています。それらの離島に住む人々は、ヤップ島の人々とはルーツや文化が大きく異なり、言葉もまったく違います。ヤップ州では、それぞれの島の言葉、ならびに英語を公用語としています。
<ヤップ島へのアクセス>
成田、名古屋、大阪などから、
ユナイテッド航空が、グアム乗換えで週2便
のみ、ヤップまで運航しています。そのうち1便はパラオまでアクセスします。所要時間は、日本-グアム約3時間半、グアムーヤップ約1時間半、パラオーヤップ約1時間です。
<ヤップ州の離島へのアクセス>
ヤップ島以外のヤップ州の島々・離島へのアクセスは、すべてヤップ島経由になります。太平洋戦争中に日本軍や米軍が飛行場を建設したユリシー環礁フララップ島、ファイス島、
ウォレアイ環礁フララップ島には9人乗りのビーチクラフト機が運航していますが、便数も少なく(週2便から隔週1便)、天候や諸条件によってすぐにフライト・キャンセルになります。また各島をまわる連絡船は月に1~2回の運航です。これも諸条件で運航日程は直前まで変わります。
※ウォレアイ環礁フララップ島は滑走路老朽化により、2009年より運行が停止しており、復旧のめどはたっていません。
このように、ヤップ州の離島を訪れるには多くの日数を要し、運行スケジュールも不確定要素が高いです。またユリシー環礁フララップ島以外には、ホテルなどの宿泊施設はなく、すべてホームステイになりますし、どの島も、まだ物見遊山のツーリストを受け入れる態勢にはありません。このような事情から、いきなりヤップ州離島への渡航を計画するよりも、まずヤップ島を訪れてヤップ島と離島の様子を把握されることをお薦めします。
なおヤップ州の離島を訪れる際には、前もって入島許可証の取得が必要です。必ず事前に
現地エイジェントを通して時間の余裕を持って万全の準備をしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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