お月様がちょっと欠けてきたので、今週はバリバリの早朝ダイビング・モードだ。やっと明るくなりはじめた頃に出勤し、朝焼けがちょっと落ちついた頃に出航する。風も東に変わったので、今日はマングローブの間を抜けてミル・チャネルを目指した。
まだちょっと潮が低かったので、ボートは浅い水路を徐行で進んでいたが、急に後進ギアが入った。おもわずボート・オペレーターのチョメを振り向くと、彼はニヤリと笑って、「マングローブ・クラブ!キャッチ イット」と第1指令。
そう言われてもなあ...食べるのは大好きだけど、わたしはカニを捕まえるのがコワイし、ヘタなのである。
マングローブガニの正式な名前はノコギリガザミ、マングローブの湿地や汽水域に住む大型のカニで、英語ではマングローブ・クラブとかマッド・クラブとか呼ばれるが、ヤップ語では
アマン。ワタリガ二の一種なので、一番下の足は泳ぎやすいように平たくなっている。甲羅の上部にノコギリのようなギザギザがあるのが和名の由来となった。左右のツメの大きさがやや違い、一方は比較的小さく鋭く切るハサミ、もう一方の大きいほうは人間の奥歯のように砕くのに使うらしい。
(写真は以前捕まえたオス)
ニホンでは沖縄や奄美諸島、本土の浜名湖にもいるらしい。ヤップでは、餌(オオオカガニなどが良いという)を入れた大型のネズミ捕りのようなカニ篭を水中に仕掛けたり、カニの巣穴を見つけて網を張ったりして捕る。海岸線の8割をマングローブで覆われたヤップのような環境は、カニには住みやすいだろうが、最近では数が減っているという。だから、今朝のようにゴロンと泥地の上に出ているなんて、ほんとうに珍しいことなのだ。
「捕れ!」というチョメ指令で、ボートから泥の中に降りて、わたしがまず
とったのは写真(笑)。まだ寝ぼけているかと思ったが、意外に素早く隠れようとする。そこに第2のチョメ指令-「甲羅を足で踏んづけろ」
一瞬、心が迷ったが、勇を振るってエイッ ◎‐‐◎☆!!!
ギャ~~~~~
なななんと、こともあろうに「砕く」ほうのハサミが、わっわたしの左足に食いこんでるデワナイカ!「足下ろせ!」 第3のチョメ指令で正気に戻って、パニクって振り回していた足を下ろすと、カニも一目散に泥水の中へ逃げていった。痛たたた・・・
ウエットスーツを着ていたので出血はしなかったが、いつまでもズキズキするので見てみたら、こんなに内出血していた。柔な指だったら砕かれてたかもしれないな。
ヤップ人はどんなに大きなカニでも平気でつかむのに、わたしはいつもドジをやってトラウマを溜めこんでいく。
戦いは恐怖心が招く、関係ないか?あるかも?
というわけでカニは逃したけど、一番乗りで到着したミル・コーナーやミル・チャネルのダイビングは、透明度も良くサカナもたくさんいてバッチリだった。中でも、ミル・コーナーでは子供グレーリーフシャークの大群、水路の中では四六時中ギンガメの大群に囲まれ、4匹の大人サイズのグレーリーフシャークが見せ場を作ってくれた。
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