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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ダイブログ・ガレバのサマカイ復活の兆し&何を怖れるべきか?

ダイブログ・ガレバのサマカイ復活の兆し&何を怖れるべきか?_a0043520_11224389.jpgややうねりはあるものの島中まったりとした海況が続いている。午前中の2ダイブはゴフヌー・チャネルで、マンタは1匹だけと不作(?)だったので、潮の下がる午後は東のリーフ、サマカイ・ポイントに入ってみた。

ダイブログ・ガレバのサマカイ復活の兆し&何を怖れるべきか?_a0043520_112242.jpgここは2004年4月の台風&高潮でサンゴがかなり打撃を受けた上、その半年後からのオニヒトデの大発生を経て、浅場はガレバと化し、ドロップ・オフのあたりも丸坊主に近い状態になってしまった。ここまでキレイサッパリ、サンゴがなくなってしまうと、それはそれでスッキリした感じで(笑)、今後は時間をかけた回復に期待できるから楽しみでもある。この場所の名物のひとつカスミチョウチョウウオは、相変わらず元気に群れていた。

ダイブログ・ガレバのサマカイ復活の兆し&何を怖れるべきか?_a0043520_10594492.jpgちょうど満潮の1時間後というタイミングも良かったのか、ガレバにもたくさんの生物がいた。様々なベラの幼魚やハギの仲間をひとつひとつ見ていくのも面白い。サンゴが生き生きしている場所ではカラフルなそれらに目を奪われて個々の生物をかえって観察しにくい面もあるので、このようにノッペラボウになったリーフを潜るのも良いかも、と思った矢先、ヤップ名物カンムリブダイご一行様と遭遇。

カンムリブダイは1m以上にもなる大型魚で、オウムの口のような丈夫な歯でサンゴをバリバリかじりながら集団で行軍(?)することが多い。そして食べるはしから噴煙のようなウ〇チを撒き散らす。一説では、南の島の白い砂浜の砂の多くは、このようなブダイ類のウ〇チからできているという。

ちなみにカンムリブダイは薄くそいだ身にコプラを削ったのを混ぜて塩とレモン酢で合えると最高の味になる。老成すると絶壁のようになる頭(これでサンゴをかち割って食べる)には、残念ながら何にも詰まっていない(笑)から、捨てるしかないのだが。

◆9月13日21時58分現在のヤップ気象データ
天候: 曇
風向: 変わりやすい風
風力: 4ノット
気圧: 1011hPa
湿度: 87%
気温: 27.2℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 23.9℃
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。

◆いま何を怖れるべきか?
前回の投稿で911の真相を知ろう書いたら、すごく心配したコメントをいくつか頂いた。
この件って触れるとヤバイみたいです。
実際に消された人がいるみたい。

表現は様々だけど、「真相がどうかは別にして、この件は公にしゃべったりしたら身に危険が迫る」という恐れを書き手は持っているのが察せられた。

でも、ちょっと待って。
そりゃ実際に陰謀した側にとっては知られたくない事実であるのは確かだけど、だからこそ「しゃべるとヤバイぞ」というデマ・脅しを奴らは流しているんじゃないの?わたしは2チャンとか見る術も時間もない人間だけど、もしかしたら、そういうサイトあたりで盛んにこんなデマ・脅しが書かれているのだろうか?

海に潜る人間として、パニックについてはいつも考えている。呼吸が浅く速くなって体内にCO2が蓄積すると生理学的にパニックを起こしやすくなるらしい。またCO2が蓄積すると呼吸が浅く速くなり悪循環を起こす。運動中に息が上がって呼吸が浅くなる状況でなければ、CO2の蓄積を招く大きな原因のひとつに脳の酷使(要するに考えすぎ-頭の使いすぎ)が挙げられる。

「海の中で一番怖いものは?」
「それはアナタの頭です。人間は恐怖を想像で作り出すからです。パニックはあなたの頭で創造されるのです」


ここで書いたことが原因で将来わたしの身に何かが起きることがあっても、わたしはそれを受け入れるつもりだ。これって、何かを食べるときと一緒だと思う。ある加工食品があってそれを食べようとしているとき、その加工食品に添加されている化学物質が将来わたしの健康を蝕むかもしれないが、それを引き受けるからこそ食べることにするのだ。わたしは絶対に食べないけれど、いまだに米国産狂牛肉を食べ続けている人々は、将来狂牛病になることを自らも受け入れ、狂牛肉を選択する行為によってコイズミ・アベによる米国ポチ政権を増長させニホンの将来を担う子供たちの安全と健康を損なうことに賛成しているからこそ、食べることを選んでいるのだ。現代の世の中に生きるのに、自分の行為の影響と結果をここまでちゃんと考えて行動できないのなら、もはや独立したニンゲンとはいえないだろう。与えられたものを無批判に(あるいは批判する機会もそがれ)嚥下するだけの家畜と一緒だ。

「パニックへの対処法は?」
「身体や頭の動きを止めて、息を長~く深~く腹の底から吐いて呼吸を整え、問題の分析をしましょう」


ほんとうに怖いのは、ヤバイとか怖いとかという感情を育ててそれに翻弄され、コントロールを失った自分自身の在りようなのだ。そして戦前の治安維持法にしても、911以後の米国・愛国法にしても、ささいなデマから大衆をパニック寸前に追い込んで権力の目的を押し通すというやり口は、大衆操作のテクニックの常套手段だ。

そういう操作に乗せられない自立したニンゲンの輪を広げるために、911の真相を追究する運動を展開するのは、いまとても大事だと思う次第である。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2006-09-13 23:17 | ヤップのオニヒトデ
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