お待たせしました~!
われらが敬愛するサメことシンキロウ(森喜朗)先生、ならびに今をときめくテポドン迎撃ミサイル・ラバーのヌカミソ、じゃなくて、シラガ、でもなくて、まあそれに近いお名前の先生が熱く、深く、ガッポリ、かかわっておられる「ミクロネシア諸島自然体験‐少年少女自然体験交流」、今年もニホンを代表する良い子たちを引き連れて、めでたくヤップにご到着になりました!
不肖わたくしめの忠告をよく聞き入れてくださったと見えて、本年はお子様24名、大人9名の規模となっております。↓ ↓の写真は、本日午後1時よりヤップ島はコロニア、コミュニティー・センターで執り行われました歓迎式典の模様であります。なおこれは、不肖わたくしめが海上よりコロニア風景を撮った画の中に、
偶然含まれていたシーンであるため(笑)、画像が鮮明でないことをお詫びしておきます。
さすがですねえ。噂の通り
モラロジー研究所の素晴らしい教えに従って、幼いうちから「旗を敬う心」を養うように努めておられるのですね。偉大なるサメことシンキロウ先生も、ニホンの子供達がミクロネシア連邦旗とヤップ州旗(写真中の赤い矢印の先をご覧ください)に敬意を払うこのような姿をご覧になれば、さぞお喜びになることでございませう。かの有名な白地に赤丸の旗は、残念ながら、わたしの位置からではカメラがとらえきれませんでしたが、きっとどこかに、すっくと立っていたことと信じます。
それとも荷物に入れ忘れておいでになったのでせうか?
「いや~、お蔭で2ポンド(ほぼ1キロ)減量ができたよ。」 (州知事室から州旗ならびにミクロネシア連邦旗をコミュニティー・センターに運んだ職員・談) また、外の空気に触れるチャンスのほとんど無い旗たちにとっても、いい気晴らしだったようです。「わたしたちを外に連れ出すよう要請してくださったニホンのコーディネーターの方々に感謝の意を表します」とのことでした。
※この記事は、不肖わたくしsuyapと、サメことシンキロウ先生との、長年にわたる因縁、じゃなくて、蒸暑い交友の歴史を踏まえて書かれておりますので、初めての方には、「続きを読む」をポチッしていただいて、本記事末に掲載しております(関連記事)のリンクからお読みいただくことをお薦めします。
それでは、盛大かつ壮麗な歓迎式典が3時間近くにわたって執り行われましたコロニアのコミュニティー・センターがどういう施設であるのか、下に掲げる写真でご覧に入れましょう。おまけにヤップ古来の男の立ち踊りの様子もご紹介しちゃいます。(あっ、下の写真・催しとサメことシンキロウ先生のお子様団体旅行とは、何の関連もございませんよ。ただ場所の大きさと人々の反応の違いを見てもらいたいわけです)
この写真が撮られたのは本年3月2日、ヤップデイという祭りの最終日、40年ぶりに復活したこの踊りを見るために、ヤップの人口の1/4がこの夜ここに集まりました。写真では見えませんが、踊り手の前方の床はびっしりと聴衆で埋め尽くされ、なお入りきらない人々によってコミュニティー・センターは2重にも3重にも取り囲まれていたのでございました。そのときの模様は
こちらに紹介しております。
一方←(左の写真)は、本日のコミュニティー・センターの遠景です。ご覧のように式典はセンターの中の柱2本半分のスペースを使って、静かにしめやかに執り行われた模様です。
先にも述べたように、今年のご一行様は大人・子供あわせて33名ですので、人質に借り出されたヤップの子供10人くらいと、忙しいのを無理やり出席させられたヤップ州職員&高官を入れても、こんなもんかな、って感じの素晴らしい式典のように見受けられました。ニホンの子供さんたちは、始終ずっと体育座りでおとなしく耐えておられたようです。前夜の疲れからコックリ・コックリしてた子もいたかもしれません(笑)。コミュニティ・センターのまわりを行きかう人々は、「あっ、何かやってんのね」くらいのもので、何の関心も示しておりませんでした。
実は、ヤップ州職員と州知事以下高官の方々は、ただいま大忙しです。というのは、同じ時期に、パラオ、グアム、北マリアナ諸島の知事、議員とそのご家族が、西部北太平洋諸島会議(サミット)のためにご来島中なのです。州行政としては、そちらの会議の方がよほど大事なので、ニホンのお子様団体旅行のために高官の時間など割きたくない、そんなのは下っ端職員をつけるから、勝手にやってくれ、という心情でしょうが、われらがサメことシンキロウ先生が後ろに控えておられるお子様団体としましては、それでは満足できないのでしょう。なんたって「旗の下での式典」の証拠写真を撮らなきゃならないし(笑)。
この後お子様たちは、ヤップ州教育省が運転手つきで提供した3台のハイエース・クラスのバン(ニホンではワンボックス・カーというのでしょうか)に分乗して、午後3時30分に式典会場をご出発になりました。入手した情報によりますと、お子様達はホテルには戻らず、そのまま「
ハイキング・トレイル」を歩くツアー(全行程1時間半から2時間)に参加された模様です。日中3時半といえばまだ日は高く、本日午後も良い天気でしたので、さぞかし良い日焼けができたことでしょう。ちなみに、不肖わたくしを含めヤップのちゃんとしたガイドが開催するツアーでは、これらのトレイル・ウォーキングはうんと早朝か、夕方に行います。北緯9度の日差しは、ニホンから来る方々には想像もできないくらい強いものだからです。十分な水分の補給と日陰での休憩を入れないと、誰でも日射病の危険にさらされます。
炎天下のトレイル・ウォーキングを終え、そのままどこかに行っておられたお子様ご一行が、やっとホテルに戻られたのは、なんと午後9時半!お昼過ぎ12時半にホテルを出られて以来、なんと9時間を経過しておりました。午後10時過ぎにホテル前を通りかかった不肖わたくし自身が目撃したところ、ニホンのビジネス・ホテル・サイズのツインの部屋に3人ずつ泊められているお子様たちが、まだ盛んにバタバタと部屋を行き来しておられました。くれぐれも他の宿泊客に迷惑にならないよう、祈るばかりでございました。
5日前にヤップ入りした毎度おなじみの旅行会社添乗員氏と、またしても新人のコーディネーター男女2人(初めてヤップに来た連中に何を”コーディネート”できるゆうねん?)を除く、ご一行24人は、27日午前成田を発って、グアム、パラオ乗換え(空港内待機)を経て、本日28日午前2時30分ヤップに到着、ホテルにチェックインした時点で午前3時半をまわっていました。そこでまた本日のスケジュールなどを先着のコーディネーター氏から説明を受け、部屋に入ったのは4時近くなっていたそうです。それでなくても慣れない海外旅行(初めての子供もいたでしょう)、緊張と断続的な深夜の移動に体内時計をぐちゃぐちゃにされた上、いくら8時間の休養を取ったといえ、その後引き続き9時間に及ぶ炎天下の歩行を含む強行軍、いやはや、
旗の下に行動する、というのは、子供でも疲れるもんなんですねぇ(笑)。
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(参照:森喜朗@ミクロネシア)
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