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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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マリーナ桟橋下:サンゴの白化と海藻の発生

マリーナ桟橋下:サンゴの白化と海藻の発生_a0043520_14521913.jpg昨日に続いてマリーナ桟橋下。ちょっと変わったウミウシを発見した。これはコノハミドリガイ(Elysia ornataヨゾラジミドリガイ(Thuridilla vatae)もしくはThuridilla spかなあ?図鑑で見るとかなり綺麗な体色なんだけど、水中ではこんな地味な色だから見つけにくい。2.5センチくらいの個体だったが、とにかくセッセ、セッセと絶えず移動していた。これはミドリガイの仲間の特徴らしい。

マリーナ桟橋下:サンゴの白化と海藻の発生_a0043520_1453440.jpg心配だったニシキテグリの家もなんとか壊れずに残っていた。ここのテグリたちも、以前よりずいぶん数が減ったような気がする。それにサイズが小さくなった。この個体も3センチくらいか?前は6センチ級もいたのに・・・ とはいえ、真昼間から簡単にテグリを観察できるので重宝な場所ではある。ただしご案内するのは泥を巻き上げないで静かに潜れるダイバーのみ、1回1名様に限定(笑)

マリーナ桟橋下:サンゴの白化と海藻の発生_a0043520_1454359.jpgここはまた、オバケインコハゼの天国でもある。この魚は図体は大きい癖にシャイな奴で、他の場所では隠れ場所が多いせいか、なかなか良いポーズで撮らせてもらうのが難しい。だけど、ここなら、ほれこの通り、ゴロンとモデルをしてくれた、のは良いけれど、ピンボケじゃ~(爆

マリーナ桟橋下:サンゴの白化と海藻の発生_a0043520_14544362.jpgところでニシキテグリやその他大勢の魚に家を提供しているスギノキミドリイシが、ずいぶん困ったことになっていた。あちこちが白くなっており、それらの体力の弱った部分に綿帽子のように海藻が付着している。海藻は死んだサンゴの上にしっかりと根を下ろしていて、取り除こうにも難しい。

熱低でかき回された後の高水温が、ここのサンゴの白化が進んでいる原因だろうか?それに南風で流されてきたゴミの散乱にも、げんなりしてしまったのだった。掃除しなくちゃ・・・


◆7月20日14時58分現在のヤップ気象データ
天候: 曇
風向: 西
風力: 19ノット
気圧: 1006hPa
湿度: 84%
気温: 26.9℃
過去24時間の最高気温: 31.7℃
過去24時間の最低気温: 21.1℃
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2006-07-20 16:05 | ヤップの自然・海
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