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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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オオオカガニ・産卵への道

天候: 曇
風向: 東北東
風力: 5ノット
気圧: 1011hPa
湿度: 81%
気温: 27.8℃
過去24時間の最高気温: 30.6℃
過去24時間の最低気温: 22.0℃
(7月11日21時54分現在のヤップ気象データ)
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。

a0043520_6505284.jpgたてつづけに2つも発生した嵐のお蔭でずっと悪天候、あまり晴れ間を見ない日が2週間も続いていたが、きのうあたりからやっと持ち直してきた。今夜の8時過ぎ、遅い帰宅途上で、なんと道を横切るカニさんを見つけた。あっ、そうか、ずっと曇りで忘れていたが、今日は満月ではないか!その時点では雲が立ちこめていたけど、なんとなく東の空は明るっぽくて、9時ごろやっと月が顔を出した。

a0043520_2229358.jpgで、話を元に戻して、帰宅途上、さっそく車を止めて道を渡るカニさんを激写してみた。オオオカガニな日々で、このカニの産卵行動のことを少し書いたけど、満月の夜にカメラを持ってカニが出てくる一瞬を待ち構えるほど時間の余裕はなく、こうしてタイミング良くカニさんに会えるのはラッキーなこと。それにしても真っ暗な中で海へ急ぐカニを追いかけるのは、なかなか難しい。

a0043520_22302624.jpgこのようにカニさんも命がけだが、ときおり通る車も、まさか真っ暗な道の真ん中でカメラを持ってカニを追いかけるようなアホがいると思って走ってはいないので、こちとらもけっこう命がけだった(笑)。わたしも不可抗力でカニさんをグシャッとひき潰したことはあるが、それでも、こうして見ると無残なものだ・・・

a0043520_22311634.jpg無事に道を渡りきったとき、カニさんの背から「やった!」って聞こえた気がしたような。それからカニは海への土手を降り始めた。傾斜角60度くらいはありそうな、石とセメントで固めた乾いたスロープを、滑りもしないで降りていく。

a0043520_2232387.jpgゆっくり落ちついて・・・真っ暗な闇にあてずっぽうでデジカメを構えるが、ちゃんとカニさんが入ってる、またまたラッキー!カニさんも急いで海にドボンかと思ったら、意外にゆっくりと降りていく。

a0043520_22324354.jpgそう、あともう数歩、もう少しダネ。カメラのフラッシュにフリーズしているのか、慎重なのか、どっちかわからないが、いまだにゆっくりと歩を進めるカニさん。

a0043520_22331724.jpgやっと足が水に触れた!さあ、どうするんだろう。土手の傾斜は海の中まで続いている。泳ぎながらの産卵か?

a0043520_2233521.jpgとにかく真っ暗なので、わたしにはカニの様子が見えてない。(カニには)悪いと思いながらも、デジカメのチャージをイライラして待ちながら、居そうな角度で立て続けにシャッターを切っていた。するとこの通り、海にスタスタ(?)入っていくカニさんをカメラは捉えてくれた。

a0043520_22342975.jpg次のショットでは、まだカニさんは水中を歩いて深いほうへ移動していた。そしてその次のショットから、カニの姿は全く見えなくなったのだった。

オオオカガニな日々を書いた時点では、わたしはまだカニは雌雄で海に放精・放卵しに行くと思っていた。ところがどうもそうではないらしい。オスは、卵を産んで上がってくる雌を待ち構えて新たな交尾を行い、メスは受精>放卵を、シーズン中に何度も繰り返すらしい。

今夜の満潮時間は午後9時04分。8時頃から海に産みに行けば、卵は下げ潮に乗って遠くに行けるかも。カニたちにはその辺もよくわかっててこの時間を選ぶのだろうけど、エライもんだなあ。

いまは7月で、ピークの産卵期を過ぎているからだろう、今夜産卵に出てきたカニは、道にちらほらという程度だった。産まれたカニが無事に成長しますように。そして、いつまでもヤップがカニにとって居心地の良い島でありますように。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2006-07-11 22:32 | ヤップの自然・陸
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