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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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シャコガイ・バナナ

天候: 曇
風向: 東北東
風力: 10ノット
気圧: 1008hPa
湿度: 84%
気温: 27℃
過去24時間の最高気温: 30.0℃
過去24時間の最低気温: 22.8℃
(月日時分現在のヤップ気象データ)
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。

シャコガイ・バナナ_a0043520_5513967.jpgおもしろい形をしたバナナが手に入った。1本1本の皮がみなくっついている。これが熟してもこのままだという。別にこの房だけ突然変異(?)でこうなったのじゃなく、こういう品種らしい。
バナナの足というサイトによると、バナナは5千年以上も前から人間に栽培されている食物で、「マレー半島を中心とした東南アジア地域で栽培化されたと考えられており」、アフリカ方面、太平洋諸島へ人々の移住とともに広がったという。「単子葉類ショウガ目バショウ科バショウ属の多年生草本」、へえ~、バナナってショウガのファミリーなんだ・・・

シャコガイ・バナナ_a0043520_5521366.jpgヤップではこういうバナナをファシュウと呼ぶ。ファシュウとはほんらいシャコガイのこと。なるほど、こうして見るとシャコガイのようにも見える。

シャコガイ・バナナ_a0043520_5524240.jpg皮と皮の間がどうなってるのか無理やり割いてみると、ご覧のとおり中身が出てきてしまった。島バナナとかモンキー・バナナと日本で呼ばれている小さくて甘くなるバナナの中には、このように皮がくっついたままの双子とか三つ子がときどき出現するが、このファシュウ・バナナは房ごとくっついているのだ。

シャコガイ・バナナ_a0043520_5531518.jpg「このまま熟れるのを待って端から剥いて食べるか、青いうちに房ごと炊いて食べるといいよ」とのことなので、とりあえず炊いてみた。バナナの炊き方はこちらのとおり。炊き上がったバナナが冷めるのを待って、「はて、これをどうやって剥いたらいいか」と考えながら、端のほうからそお~っとはがしてみると、なんと、この通り、1本1本がきれいに離れるではないか。

くっつきもっつきでスリムな中身のお味は、コクのあるさっぱり系。このまま主食で食べてもいいけど、ココナッツ・ミルクで煮るとなおヨロシって感じだった。でも今夜はもう疲れてて、そのまま数本をオカズといっしょにパクついてディナー終了(笑)。炊いたバナナは冷蔵庫に入れておけばかなり持つので、ぼちぼち好きな料理で賞味しよう。


◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html

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by suyap | 2006-06-17 23:16 | ヤップの伝統食
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