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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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南の島のアオリイカ

天候: 曇
風向: 東北東
風力: 8ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 83%
気温: 28℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 23.3℃
(6月9日22時56分現在のヤップ気象データ)
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。

このところ東よりの風が6~10ノットくらい吹いててダイビングは島の西側に行くことが多かったが、今日は久しぶりに北東側のゴフヌー・チャネルに行ってみた。今は大潮直前でお昼にうんと潮が引くから、早朝に頑張って行っても水路の中は濁った水が轟々と流れてて(マンタはいても)あまり楽しいダイビングではない。だから、うちはのんびり昼前に出て、干潮前に1ダイブ、ゆっくりと長いランチ休憩をとって、上げ潮がきれいな水を運んできてから、もう1ダイブすることにした。

1ダイブ目ではホシテンスの幼魚やウミウシなどを見ながらマンタ待ちして、なんとか2匹のマンタに会うことができた。このところ水温が29度くらいになっているので、マンタも暑くてあまり水路の中に入ってこないのかもしれない(笑)。

南の島のアオリイカ_a0043520_125769.jpgそれで、ランチのあとは潮待ちをかねて水遊び。お客さんもスノーケリング(スキンダイビング)が大好きな方々で、ほんとうに楽しそうに1時間以上水の中。わたしもボートの上は暑いので、やっぱり水の中にドボン。そんなときに見つけたのが、このアオリイカのペアだ。

南の島のアオリイカ_a0043520_134290.jpg伊豆の海では春になるとアオリイカの大きな個体が産卵のために内湾や浅場にやってくる。そんなイカのために、漁協が潅木を沈めて産卵床を作ってあるところもあった。ところが南の島ではあまり大きなアオリイカをみたことがない。大きくてもせいぜい体長30センチどまり。卵も枝サンゴの下などに少しずつ産むらしい。写真の個体の体長は10センチ以下。♂と♀のペアかどうかも不明デス。

南の島のアオリイカ_a0043520_144522.jpgときどき、こんな感じで大きいほうが小さいほうに迫ったりしてたけど。そして、わたしの小さなデジカメにも興味を示して、同じようなポーズで迫ってきた。オイオイ。

南の島のアオリイカ_a0043520_152417.jpg恐れをなして(笑)、追ってくるイカを無視して放っておくと、またボートのロープのほうに帰って行った。なぜだかアオリイカはロープが大好きだ。ヤップにはダイビング・ボートを係留するためのブイがあちこちに打ってあるのだけど、アオリイカを見るのはたいていこういうブイ・ロープの側。あっ、空の青が写っているけど、このイカがこれから空に飛び出すわけじゃ、ございません(笑)。


◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html

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by suyap | 2006-06-09 23:18 | ヤップの自然・海
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