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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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凪いだ海と虹と

天候: 雲の多い晴
風向: 東
風力: 5ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 85%
気温: 28.4℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 22.8℃
(6月7日午後6時51分現在のヤップ気象データ)
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。

「ヤップに行くには、いつごろがいいですか?」
というのは、よくあるお問い合わせだ。わたしはお天気を操作できる立場にないし(あたり前だ)、それにけっこう責任感が強かったりするから(爆)、こういうのにお答えするのはとっても苦手で、かえって長々と説明してあきれられることも多い。

「6月のヤップは雨期ですよね?」と聞かれたりもする。
日本の人は「雨期」というとあのジメジメした梅雨を連想して、「雨続きの6月は避けたほうがいい」なんて思われてたりするが、実際のヤップの6月~7月は、1日に(とくに朝夕に)何回かスコールがあって、あとは晴れているという感じのお天気が多い。

スコールが来るのは風が弱まっているからで、太陽熱によって島の上に発生した水蒸気が吹き飛ばされないでそのまま漂い、それが嵩じて上空まで行ったり日がかげって来ると冷やされて雨になる。だから降るぶんだけ降ったら止んでお終い。水分が豊富にあるので、草木も動物も人間も島で暮らすすべての生物にとって、この時期は恵みの季節だ。

今日もそんな天気の一日で、風が東にまわって西側の海はベタ凪ぎに近い状態。午後のダイビングは、ミルコーナーから入って、グレーリーフシャークの子供の群れやホソカマスの群れ、でっかいナポレオンとギンガメアジの群れを堪能。ただガイドとしてはシャッターチャンスなく・・・

凪いだ海と虹と_a0043520_2141869.jpgダイビングのあと、上げ潮できれいな水が流れ込んだミルチャネルの浅瀬でスノーケリングを楽しんだ。←はせっせと仲良くお食事中のヒレナガハギ、メガネクロハギ、サザナミハギたち。ねえねえ何を食べてるの?

凪いだ海と虹と_a0043520_21415977.jpg→も、やはり食欲旺盛なアケボノチョウチョウウオ、遠くにヤリカタギやカワリブダイ♀もいる。これらは水深1mもない場所で素もぐりで撮った写真。

凪いだ海と虹と_a0043520_21423617.jpgスコールの多い時期には虹をよく見る。夕方、友人を空港に見送った帰り、行く手の雲に虹を見つけた。虹のかかっている積雲以外にまわりに雲はなく、虹もこの雲の上にだけ見える。

凪いだ海と虹と_a0043520_21431392.jpgちょっと先に車を移動して雲の全体像をパチリ。雲が夕日に映えてきれいだった。



◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html

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by suyap | 2006-06-07 18:54 | ヤップの自然・海
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