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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ヤシガニのベイビー

天候: 晴
風向: 東北東
風力: 7ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 83%
気温: 27.8℃
過去24時間の最高気温: 31.7℃
過去24時間の最低気温: 25℃
(5月19日午後9時54分現在のヤップ気象データ)

与党が今日にも強行採決を予定していた「共謀罪」創設を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案は、河野衆議院議長の要請で先送り(延期)なったらしい。めでたいと言うべきかどうかまだ予断を許さないが、まあとりあえず、よかったネ、としておこう。それにしても、このまま強行採決すると日本全国の底辺に渦巻くマグマに怒りの火をつけてしまうと見るや、この方向転換・変わり身の早さ、与党&コイズミのバランス感覚(というのか?これ)は、素晴らしい(ヘドッ)。

a0043520_0314312.jpg今日の島内観光中、カダイ村の石畳道で出会ったヤシガニのベイビー。ヤシガニのメスは海で卵を産み、孵化した幼生は数ヶ月を海で過ごした後、陸に上がってご覧のようにヤドカリ生活を始める。そう、ヤシガニは実はヤドカリの仲間なのだ。

a0043520_0324775.jpgその後「宿」を脱ぎ捨てて、木の根元の洞や岩の穴などにペアで住みつく。非常に成長の遅い生物で、メスが卵を産めるようになるまでに20年くらいを要するとという。太平洋の島々では、資源保護のために、甲羅の長さが7.6センチ(3インチ)以上のものしか捕獲できないことになっているが、そのような大きなヤシガニは、全体の10%にも満たないという。ヤシガニの寿命は50年以上、中には70歳にもなるものもいるらしい。だから、大きなヤシガニを食べるときには、「自分より年上かもしれない」という尊敬の念を持って頂きましょう(笑)。

ヤシガニは何でも食べる雑食性だけど、大きくて丈夫なハサミで硬いココナッツの殻を切り割って中身を食べることもできる。また島によっては毒化する場合があって、ヤップ島のヤシガニは毒化しているので、内臓のある部分を上手に取り除いて食べないと、とんでもない食j中毒を起こして死ぬ思いをする。一方、ヤップ州の他の島のヤシガニは、まったく毒化していない。毒化の原因はその島に生えている草で、離島にはその草がないので毒化しないのだ。

ヤシガニの身は、ややパサパサしていて大味だが、完全に消化されたハラワタは、ココナッツクリームを濃厚にしたような味で、これを身をつけて食べると、もう応えられない美味しさだ。でも先にも書いたように成長が非常にゆっくりなので、レストランなどに売るために大きなカニを捕まえ始めると、あっという間にヤシガニはいなくなるので、お客としてもあんまりカニ・カニと騒がないほうが良いかもしれない。


◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html

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by suyap | 2006-05-19 21:44 | ヤップの自然・陸
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