緑のトカゲ

天候：　曇
風向：　東北東
風力：　8ノット
気圧：　1008hPa
湿度：　89％
気温：　25.8℃
過去２４時間の最高気温：　30.6℃
過去２４時間の最低気温：　23.3℃
(5月7日午後10時57分現在のヤップ気象データ）

4月の後半からずっと好天に恵まれていたが、一昨日の夕方あたりからお天気はちょっと下り坂、昨日の午後遅くからついに雨が降り始めた。衛星写真を見るとヤップの真上を雲が被っていて、なんとなく渦を巻いていきそうな気配。小潮に加えて雨が運ぶ泥水で、水路の透明度はかなり落ちそうだ。

そんな空模様だったので、昨日の島内観光は暑くもなく涼しすぎもせずの薄曇の中を催行、ゆっくり、のんびり経過した。写真はカダイ村の集会場の近くで見つけた緑のトカゲ、ヤップ語ではアットラウ（Qatraaw）、学名Lamprolipis smaragdina（たぶん）。香りのいいレルッチ（Ｌｒｕｃｈ）の花の前で固まっていた。体長は大きいものでも１５センチどまり。小さな昆虫やフルーツを食べるおとなしいトカゲだ。

戦時中、飢えた日本の兵隊たちは何でも食べて命をつないだそうだが、この緑のトカゲも食用となった。見つけたら手で捕まえて目に草の紐を通して腰にぶら下げ、乾いたところを火にあぶって食べるとメザシの味がしたという。

このように捕まって子供のオモチャにされてしまうのも、トカゲにとっては世界共通の悩み。この子（手の持ち主）によると、このトカゲは噛みつくので、持ち方に注意が必要とのことだ。


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