天候: 曇り
風向: 東
風力: 7ノット
気圧: 1011hPa
湿度: 84%
気温: 27℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 22.2℃
(ヤップ気象台午後9時52分発表のデータ)
朝夕は雲が多くてちょっとシャワーも来たけど、日中は久しぶりに晴れて暑くなった。ちなみに上のデータは午後9時52分現在のものなので「曇り」となっている。気温も夜の気温なのでやや涼しめ。このままではヤップがいかにも涼しそうなので、数日前から「過去24時間の最低&最高気温も入れてみた。
日本の暖かい地方ではもう桜が咲いていると思うけど、ヤップでもあちこちでホウオウボク(
Delonix regia)の鮮やかな花を見かけるようになった。 日本統治時代、日本人たちはこれを見て「南洋桜」と呼んだという。ヤップでは例年4月から5月にかけてが花の盛り、でも今年は咲き始めるのが早いと思う。満開になると、まるで日本の山桜が野山を染めるように、この木のある場所一面が真っ赤に浮き立ち、木の根元は落ちた花で赤い絨毯を敷きつめたようになる。
ホウオウボクはマダガスカル島原産のマメ科の熱帯性常緑高木だそうだ。ヤップにどうやってもたらされたかわからないが、ヤップの名前がないから、そんなに古くからある木ではないかもしれない。おそらくスペイン時代かそれ以降のことではないだろうか。
道端や庭先など人通りの多いところでよく見かけられ、日本の桜と違い開花期間はかなり長いから、ゆっくりと観賞できる。花が終わると幅4センチ、長さ30~50センチもある固くて大きな莢をつける。フィリピンの人はその中の細長い実を炒ったり生で食べたりもするらしいが、まだわたし自身で試したことはない。また、ヤップではその実で首飾りをつくったり、大きくなる木は木材としても利用されているようだ。
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