天候:曇り
風向:東北東
風力:10ノット
湿度:86%
気温:26.7℃
気圧:1007hPa
(ヤップ気象台午後8時50分発表のデータ)
昨夜は投稿しようとした途端に回線状態が悪くなり、インターネット接続不能(回線は繋がっているのに、まったく情報の授受をしない)となった。わたしのパソコン側の問題かとも思って、いろいろトライしたが埒があかないので、あきらめて寝てしまった。今朝はちゃんと繋がったので、やっぱりサーバー側の問題だったんだろうと思う。まあ、こんなことはしょっちゅうなので驚きもしないしプロバイダーに苦情を言う気にもならないが、プロバイダー間の競争の多い日本じゃ、考えられないことなんじゃないかと思う。
どいうことで、今回はこの国のインターネット事情をちょっと書こうと思う。ヤップもひとつの州になっているミクロネシア連邦には、昔の日本の電電公社みたいな会社・
FSMテレコム(FSM Telecommunications Corporation)があって、法律で「電信電話事業の一社独占」が決められていて守られている。この会社が、1996年末からインターネットプロバイダー業、2003年から携帯電話、最近は地上波デジタルテレビ番組配信(加入制)まで着手して、いまや破竹の勢い、っていう感じだ。
それでもって、1996年末(実質1997年)からインターネットが手軽にできるようになった訳だけど、各州都にアクセスポイントがあって、同じ島内エリア内では電話の通話料が無料なので、これは大いに助かっている。しかし、いまだに電話回線で、
回線接続料金は他の地域に比較して、ベラボーに高いと思う。この国の人口(10万人ちょっと)と地理(広大なエリアに小さな島が点在)を考えると、光ファイバーなんかに移行するには程遠い現状だと思うが、速くて50.6kbps、落ちると28くらいになっちゃうスピードってのは、いまどきの日本じゃ考えられないでしょ。皆さん、くれぐれも重い写真ファイルなんか添付で送らないでくださいね!
インターネット加入者の月額料金は時間制だけど、最近プリペイドカードによるアクセスも可能になった。こっちは従量制で、アクセス先や内容によったら、このほうが断然「お得」だ。でも、いちいちカード番号と暗証番号を入れるのが面倒で、つい時間制のほうでアクセスしてしまう。
プリペイドカードには色々なデザインがあって、楽しい。今日のページで紹介したのはヤップバージョンの3点だ。このカードを購入すれば、国内どこの電話からでも国際電話がかけられるし、なんと日本語の案内も受けられる。それでもって、このカードがあれば電話回線につながったパソコンさえあれば、インターネット接続が可能なのだ。
これって、とっても便利なシステムだ。ヤップの各ホテルや、弊社でさえ、必要なお客様にはパソコンを提供してプリペイドカードで接続してもらっている。日本に行くたびにインターネット環境を確保するのに苦労する身にとっては、このプリペイドカード接続のシステムは素晴らしいことに見える。このようなサービスが日本にないことが、短期滞在者にとってどんなに不便なことか、日本に行くたびに「遅れてるなあ」と思ってしまうのだ。
ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ。
http://www.naturesway.fm/index2.html