天候:曇り
風向:東北東
風力:9ノット
湿度:88%
気温:26.5℃
気圧:1010hPa
(ヤップ気象台午後10時54分発表のデータ)
kyuさんのコメントにあるように、北東の貿易風が吹きまくる今ごろは、ヨットの旅に最適だ。だから、年によって数の多少はあるけれど、ヤップにやってくるヨットが増えるのも今の季節だ。
うちの入っているマリーナは南向きにできていて、貿易風がどんなに強く吹く日でも穏やかなので、ほとんどのヨットはマリーナの前に停泊する。写真には2艇見えるが、昨日までは3艇入っていた。
こうしたヨットでやってくる人たちの国籍は様々だ。日本からのヨットもたまに来るが、数はうんと少なく(1~2年に1回程度)、多いのはヨーロッパ方面だ。艇のサイズや形も様々で、乗っている人も2人~数人、カップルとか家族連れが多い。中には数年かけて世界一周中とかという人たちもいる。
いまはヨットからでもメイルもできるしモダンな器機もたくさんそろっているので、航海中に孤独を感じることはなだろうが、やはりいざ出航してしまうと次に陸地を見るまでは板子一枚下は底も見えない海・海・海。気象状況を読むのと水の節約など、適度の緊張感が常態となる。だから停泊中にはそれから解放されて、ひたすらのんびり過ごすという。中には航海中に痛んだ箇所の修理に余念のない艇もある。
こうしてしばしの休日を楽しんだあと、風の良い日、またふわりと帆を揚げて次の港を目指して船出する。ヨットで来る人達との出会いと別れには、「一期一会」というコトバをよく思い出す。ほんとうは、どんな出会いでもそうなのだけど、なぜだか海からの出入りだと、妙にセンチメンタルになるものだ。
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