ポイント:ミルチャネル・マンタリッジ
天 候:晴れ
風 :北東
波 高:.3m
気 温:27度c
水 温:28度c
透明度:(↓)20m
透視度:(→)20m
久々のダイブログ、今日は大きなものでいってみる。
先週はあまり出なかったマンタが、昨日あたりからたくさん見られるようになった。2月に入ってもマンタの出方には波があるようだ。で、1ダイブ目はミルチャネルのマンタリッジ界隈でじっくり潜ってみた。早朝ダイビングで8時前にエントリーすると、まだ水はブルーに抜けていて、目は自然とワイドになる。
まずはマンタがご挨拶に登場。このダイビング中では、行ったり来たりのマンタを都合4回、おそらく3匹の固体を見ていると思う。ダイバーが水路のあっちこっちにたくさん入っているので、マンタも出番が忙しそう。なんとなく、つかず離れずの距離を保って、向こうでも人間を観察しているのだろう。
ところで今日のトピックはギンガメアジにつっつかれるオグロメジロザメ(グレーリーフシャーク)。あまり海に縁がない方には、サメっていうと「海のギャング=凶暴=恐い」というイメージがあると思うけど、実はそうではない。でなければ、そんなに恐いもののそばを、こうしてギンガメアジがフツウの顔して泳いでる訳がないでしょう?
それどころか、何匹ものギンガメアジがサメの体に擦り寄ってつっつくような行動をしている。まるで飼い主にじゃれつく子犬といった感じ。マンタリッジでは、流れがある程度かかっているときには、かなりの確率でグレーリーフシャークを見ることができるのだけど、近くには必ずギンガメアジも群れているから、このような行動は頻繁に見ることができる。でも、それに何の意味があるのか、いまいち不明だ。
マンタの場合は、小さな魚がマンタの肛門付近を盛んにつっつき始めると、ドバッとウンチをするってことがよくある。わたしはこのような行動を「マンタの排泄促進行動」と呼んでいるけど、グレーリーフなどのサメがサカナにつつかれて、ドバッと放出したのは、まだ見たことがない。
ともかく、今日もグレーリーフシャークはさんざんギンガメアジに追っかけまわされていた。彼らは潮の向きによって遊泳する場所が決まっていて、しばらくそこで回遊を繰り返しては、サメのほうからギンガメの群れにアプローチして、あげくはこのように追われて退散、というような行動を延々と繰り返しているのだった。
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