カラッと晴れて貿易風がやや強まった一日だった。日の出から日没までの間に一粒の雨も降らなかったのは、ほんとうに久しぶりだ。今までの雨のお陰で、風が吹いてもそんなに埃っぽくなく、草木の緑も生き生きしてて気持ちが良い。
日が暮れてもなんとなく明るいので空を見上げると、うちの屋根の上に十四夜の月が昇っていた。その前を、うすいベールのような雲が風に流されてビュンビュン飛びすぎていく。夕方からちょっと雲がちにはなったが、この風のために雲が停滞しないのだろう、だから月も十分に明るいのだ。
海では、新月と満月のときの干満の差が一番大きく「大潮」となるのだけど、ヤップでは今年の大潮時の満潮時間は朝夕とも7時から8時代だ。とくに10月から2月にかけては夜中の干潮時にすごく潮が引くので、早朝の満潮前には海の水が一番クリアになる。だから今週の早朝ダイビングは抜群の透明度が期待できるはず。これでお天気が安定していれば、マンタの気分も悪くないはずだ。ダイバーのお行儀がよければ、ですが。
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