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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

suyap.exblog.jp

ダイブログ・あおぎマンタ

ポイント:ミルチャネル
天 候:曇り時々スコール
風 :北東
波 高:0.3m
気 温:26度c
水 温:27度c
透明度:(↓)20m
透視度:(→)20m

どこかの雑誌に最近「ヤップのマンタ遭遇率は100%」なんて出たらしいけど、そういうこと書ける人って勇気あるなあ、と思う。その記事を信用してヤップに来た人がマンタに会えなかったらどう思うか、なんて想像しないんだろうか?少なくとも、自然界の生物をよく観察していると、100%なんて言葉は出てこないと思う。

最近のマンタも出たり出なかったりが多く、マンタはいるのにダイバーの前には姿を現さないってことも、けっこうある。「おまえ、おちょくっとるんかい!」と、ムッとするような出方をすることもあるけど、そんな行動をとるマンタの気持もわかるような気がする(笑) 昨日は、「ヤップに来ればマンタに100%会うことができて、30匹も乱舞するのが見られると書いてあったのに、、、」と言ってがっかりするお客さんに、実際の状況を説明するのに苦労した。透明度も良くて、ギンガメアジもグレーリーフシャーク2匹もど接近で見られたのに、「マンタを見に来たの!」。でもなんとか通りすがりで1匹見ることができた。

ダイブログ・あおぎマンタ_a0043520_2059569.jpgそれが、今日は潜降して5分もたたないうちに、なんと水面直下をバタバタ旋回しているのが見つかった。数もたくさんいるみたいだけど、もう18m以上潜っていたから急には上がれない。それで、じわじわと浅いほうに移動しながら、見上げる形での観察となった。ゲストとカウントしたら確実に5匹はいた。水面でバタバタやってるマンタは、たぶんプランクトンなどを捕食している最中だと思われる。ミルチャネルに到着したのは私たちのボートが一番で、まだマンタもノンキに朝ごはんを食べていたんだろうなあ(笑)。そして次々とボートが来るたびに、だんだん散ってきた。

それから定番のギンガメアジの群れやグレーリーフシャークを眺めながら、ゆっくりドリフトで移動しているうちに、もう1匹通りかかり、最後の安全停止中に2匹が至近距離をかすめて通った。あとでボートに上がると、ボートドライバーのチョメは、10匹以上のマンタがリーフ上の浅い場所でバシャバシャやっていたといって私たちを驚かせた。う~ん、マンタもダイバーが来ない浅瀬に移動することししたんだろうか? 

ダイブログ・あおぎマンタ_a0043520_20593721.jpgそんな感じのダイビングだったので、今日の目はワイドになりっぱなしで、あまり小さいものに注意を払う暇はなかったけど、とりあえず、セグロマツカサ。

ダイブログ・あおぎマンタ_a0043520_2153830.jpgそれと、オヨギイソハゼを押さえてみた。これらはヤップのどこで潜っても見かけることができる魚だ。それにしても、写真がいまいちだねえ(爆)



ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ。
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2006-01-16 22:00 | ヤップの自然・海
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