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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ヤムイモのお好み焼き

今日から一週間、ダイビングの出発は早朝になる。満潮になる前に潜ると透明度が良いしボートの航行のこともあるので、ヤップのダイビングツアーは潮の時間で出航時間がかわるのだ。それにあわせて仕事に行く時間もかわる。朝早く起きるのはつらいけど、まだ空気がかき乱されていない中を歩くのは気持ちの良いものだ、とくにお天気の良い今日のような日は。ということで、ルンルン出勤してルンルン潜って、今日のブログのテーマはそろそろダイビングのログにしようかな、と思っていたら、写真どころじゃなかった、というか、ゲストの写真家の水中カメラ運びも仰せつかったので、両手がふさがっちゃった。それで家に帰って急遽テーマを捏造、じゃなくて、創造することにしたのだった。(ヘタな海の写真を載せなくたって、別にいいじゃん、と言われるかもしれないけど、、、)

ヤムイモのお好み焼き_a0043520_2059132.jpgさて前置きはこれくらいにして、今日の材料はあの篭に入っていたもう一種のヤムイモ、ヤップ語ではダールと呼んでいる芋で、お好み焼きを作ってみた。ダール芋は日本のトロロ芋に似ていて、生でトロロにして食べることもできるが、

ヤムイモのお好み焼き_a0043520_20595665.jpgすりおろすと、このように、かなりもっちりとしている。まるで自然薯(じねんじょー山の中で自然に生えているヤマイモのこと)のようだけど、自然薯ほどのパワフル感はなく軽~い感じ。

ヤムイモのお好み焼き_a0043520_20593148.jpgお好み焼きというくらいだから、中に何か入れなきゃと思って冷蔵庫をかき回したけど、生憎ニンジンもタマネギもナッシング(というか、両方とも輸入品なので、ただいまヤップでは品切れ中)。そこで家の裏を這い回っている大家さんのカボチャのツル先をちょっと失敬してきた。といっても、カボチャのツルは放っておくとどんどん伸びて這い回り、それでは実が大きくならないので、適当に摘んでしまうのだ。摘んだツル先は捨ててしまわないで、ヤップでは野菜として食べる。柔らかくてクセのない味だ。

ちょんちょんと切ったカボチャのツル先とニラを少々刻んだのを、すりおろしたダール芋に混ぜ、塩を一つまみ加え、小麦粉をイモと同量くらい適当に振込み、最初は箸で、その後は手で(笑)サクサクっとコネ混ぜて、あとはフライパンに油を引いて、中火の弱くらいで両面をじっくりと焼くだけ。中までちゃんと火が通るようにフライパンには蓋をすることと、イモが入っていると焦げやすいので、油をちょっと多めに引くこと、がコツといえばコツだ。

ヤムイモのお好み焼き_a0043520_2102673.jpgで、出来上がりはこんな感じ。今日のレシピはヤップの料理というより、ワタシがふだん作って食べている料理の紹介だ。日本の自然薯やトロロ芋でもできるから、是非お試しあれ。中身はお好きな野菜や魚介類をどうぞ。でも、間違っても狂牛肉だけは入れないでね。



ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ。
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2006-01-15 22:10 | ヤップの伝統食
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