ヤップは今日から通常日、政府も学校も会社も休み明けだ。
去年12月23日から26日までがクリスマス休暇で、27日から30日までは通常日のはずだったんだけど、みんな当然という感じで「お休みモード」に入ってるから、どの職場も出てきた人の数はわずか、その後の週末を絡めた正月休暇が31日から2日まで(1日が日曜なので今年は2日が振り替えで休みが延びた)、トータルで11日間の大型連休(笑)。観光客のお客さんがあるときが稼ぎ時の、こちとらの商売には関係ないけど、銀行や関係官庁の窓口が閉まってるっていうのは、やっぱり不便だし、東京都千代田区大手町と化したコロニアの町で、われわれだけワサワサ働くってのは、やっぱりオモシロクないから、今日のこの日を迎えて、ほっとしている。

で、いきなり話は変わって今日のテーマはサワーサップ。昨日から自宅ネタが続いて申し訳ないけれど、左の写真も、うちのドア脇にぶら下がっている美味しいフルーツなのだ。木は高くても2~3m、前回実がなったのが去年の6~7月頃だから、年に2回は実をつけ、完熟した実の大きさはラグビーボールくらいにもなる。
サワーサップ(soursoup)は英語名で、学名
Annona muricata L、標準和名はトゲバンレイシ、ヤップ語ではシャウシャウ。日本語でもそうだけど、それまでになかったものが外国から入ってくると、その外国の名前が適用される。という訳で、シャウシャウというのはサワーサップにかなり近いし、原産地は中央アメリカらしいので、この実がヤップにもたらされたのは西欧人が来るようになってからだろう、というのがワタシの見解だ。ノニには、マガルウェグというれっきとしたヤップの名前がついているのと、ちょっと貫禄が違う(笑)。
とはいっても、ゴツゴツした外見からは想像もできないけど、完熟した実は甘酸っぱくジューシーで、そのまま食べても、種を取り除いてジュースやシャーベットにしても美味。でも種には毒の成分があるので噛み砕かないように要注意。ヤップでは昔この種をすり潰して頭に塗り、シラミ退治をしたそうだ。
木で完熟するのを待っていると鳥さんたちがつついたり痛んだりするので、たいていその直前に収穫して数日後に柔らかくなったところで食べる。でも「この実に触っちゃいけない手」というのがあって、そういう手を持った人が触ると、絶対にその実は熟れないという。実はワタシの手も「そうかもしれないよ」と言われたことがあり、以来この実に触るときには、いつもオッカナビックリという感じになってしまったのだった。
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