日 時:11月03日
ポイント:マリーナ桟橋下
天 候:晴れ
風 :北東
波 高:0m
気 温:28度c
水 温:30度c
透明度:(↓)8m
透視度:(→)8m
10月終わりから11月初め頃は、たいてい風もゆるく穏やかなお天気に恵まれます。今日もそんな日で、満潮を過ぎても桟橋から水底がよく見え透明度(この場所としては)ばっちり。ホントは桟橋をつなぐロープの点検で潜ったのですけど、のどかな海に誘われてお手軽デジカメで遊んでる時間の方が長くなってしまいました。
いつも潜って思うのは、サンゴって海の森の木だなあ、ってこと。木々が森に住む多くの生き物のシェルターであるように、海中ではサンゴがさまざまな生き物のシェルターになっています。マリーナの下は去年の台風でサンゴがぶっ壊れたりひっくり返ったりしたのですが、1年半たって、成長の早いサンゴはずいぶん回復してきました。そこに皆が集まってきます。
クロマツミドリイシの中をよく見ると、5センチくらいのフチドリカワハギの幼魚が、サンゴと同じような色をして隠れていました。
サンゴのまわりで暮らしている「主」のようなハナミノカサゴ。小さいうちはサンゴの中にいたのですが、もう大きくなりすぎて外暮らし。このサンゴに住む住人を捕食して生きています。
マリーナの下は泥地です。その上にはいろいろな海藻が生えていますが、特大ウミブドウのような緑のセンナリヅタの茂みで、イシヨウジ(下)や
オバケインコハゼを見つけました。藻につく小さな生物を食事中のようです。
再びクロマツミドリイシの群落に戻ってくると、おやっ?背中を見せないで前を向いてちょうだい!
ちょっと可愛そうですが目くらまし(ストロボ)を使って彼女の豪華な衣装の色を出してみました。ニシキテグリのド派手なコスチュームは、いつ見ても感心というか、よくもまあ、というか、、、
彼らが好む環境さえ整っていれば、ニシキテグリはヤップのどこでも見られます。でも今日のように真昼間から大勢で(ひとつのサンゴ群落に6匹以上いました)ウロウロするのは珍しいです。このサカナを見たいダイバーは多いのですが、なんせ彼らが生息するのはとびきり柔なサンゴの中、ダイバーが増えるとサンゴが壊れサカナがいなくなる、という悪循環をまねかないように、サービスを提供する側としても気をつけて案内したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら
人気ブログランキング地域情報 &
にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。
ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html