雨のそぼ降る日中は大きな船の底に潜って作業(水中土方とも言います)、夜は
潮まわりカレンダーの作成に没頭していたら、ブログの更新がどんどん後まわしになってしまった。
それで今回の話題は…
G嬢のおじさんが作ったヤシ殻ペンダント。
手先の器用なG嬢の身内だけあって、このおじさんはヤップ島で1、2をあらそう名彫師(刺青のほうではありません)。ふだんはもっと大きな木彫り作品をつくっているのだけれど、頼まれると、こういう小さな装飾品もつくってくれる。ちなみに材料は…
完熟したココヤシの実の内殻です。上の写真で見えている白い果肉を取り除いた部分。よく乾かすと良い燃料になるし、器としても使える便利な素材。そして、このペンダントのデザインは…
ヤップ州旗。このデザインの作者(ヤップ人)はもう亡くなったが、公募されたものの中から選ばれ、1980年にヤップ州議会で採択された。ヤップの伝統を代表する3つの要素、帆を張ったカヌー、航海の指標にされる星、そして遠くの島からカヌーで運ばれてきた石貨が、海を表すきれいなブルー地に白抜きでデザイン化されている。
ヤップ人はみなこの旗のデザインが大好きで、プライドを持っているから、こういうアクセサリーとしても受けるのだ。
今回のオーダーはG嬢の友達から。おじさんから託された作品をラッピングしているところを、写真を撮らせてもらいながら、「マンタとか、カメとかのデザインも、良いんじゃない?手軽なお土産で売れるよ」と言うと、「おじさん、あまりチマチマした仕事、好きじゃないみたい」とのこと。そういうマイペースが、きっと匠の技の源泉なのでしょうネ^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら
人気ブログランキング地域情報 &
にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。
ヤップ島から発信するこちらのサイトもよろしく!:
https://www.facebook.com/naturesway.yap.jp/
http://www.naturesway.fm/index2.html
ヤップ島あれこれ
ヤップのマンタ