ヤップの友人から、ひと株分のバナナが到来した。煮ても、揚げても、もちろん生でもいける、腹持ちの良い
グモイという品種。
しかし困ったことに、もうかなり黄色くなっていて、急いで処理しないと、ぜんぶ食べきるまえに腐らせてしまう。だれかにおすそ分けしようにも、ヤップ人はみんな自宅に余るほどバナナがあるから、うちのスタッフにしても、まったく見向きもしないw
そこで喜んで引き取っていただけそうな外国人(含日本人)にデリバリーしてみたものの、一度に差し上げられる量にも(ヤップ基準ではない)限度がある(爆)。
じぶんでも食べる食べる食べる~ひたすら生のバナナだけ~にも限度があるしつらいので、 つぎは保存処理大作戦の展開だ。まずは、
バナナ酵母パンの仕込みから!
ぐじゅぐじゅに熟れたものから、皮をむき、手でごにょごにょぐちゅぐちゅにこねて、てんぷらの衣よりもやや固めくらいに小麦粉(全粒粉)を加え、さくっと混ぜただけ(ここは、こねない)で、ヤップの場合は常温で半日くらい放置しておく。倍くらいにぶつぶつと膨らんできたら中種の完成です。
上記に塩と小麦粉(全粒粉)を加えながら、パン生地をこねていく。
味見と手の感触で塩や粉の量を調節しながら…あっ、わたしのレシピはすべてテキトーですから…酵母さんとやさしくお話しつつ、手にベタベタと生地がくっつかなくなるまで、芳しい酵母の匂いが感じられるまで、少なくとも15分から20分はこねましょう。
こねあがったものを、ふたたび(ヤップの場合は)常温放置して数時間後、生地が倍近くに膨らんでいたら、成型して40分くらい待ち、50分くらい焼いて(時間は量と焼く道具によります)、
バナナ酵母パンのできあがり。
バナナ酵母パンを仕込むのと同時に、熟れかけ(熟れきったものでもOK)を大鍋に入れて、
沸騰したら中火で煮ること約20分(これもテキトーでOK)。火を止めて、鍋があらかた冷めたら、すぐ食べる分、冷蔵庫で保存する分、冷凍保存する分に小分けします。
もうかなり熟れていたので、甘~い煮バナナの出来上がり。これは主食がわりにもなるし、おやつとしてもOK^^ 冷凍しておけばかなり持つので、なにがあっても、当分は飢えないです。
そして最後に残ったひと房分は、2種類の揚げバナナに。
細長いほうは、縦に二分して素揚げ。ゲンコツ揚げ風なのは、バナナ酵母パンの中種仕込みの要領で、手でぐちゅぐちゅにつぶして、小麦粉(全粒粉)をホットケーキよりもやや固めにこねて、油の中へ。
バナナって、火を加えると、なぜかとっても甘~くなりますネ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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