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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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クリスマスどころじゃない

きょうはヌッポンは天皇誕生日でお休みだそうですが、ヤップでは、あすがヤップ州憲法記念日、あさってはクリスマスで休日というわけで、火曜日なのに週末のような雰囲気^^
クリスマスどころじゃない_a0043520_11215660.jpg

とはいっても、ETG中国開発賛成派が多数を占める州政府&選挙管理委員会のトンデモな行為のため、どこかトゲトゲしい空気が蔓延しています。

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去る11月4日に行われたヤップ州総選挙(正副州知事、州議会議員、カジノ禁止を憲法に盛り込む住民投票)は、あちこちで不正発覚のオンパレードだったのだが、議員候補者のひとりだけが、規定期間内にかろうじて選挙結果不服申請できた。何回かの公開ヒヤリングを経たあと、去る12月18日、問題のあった投票所のみ「やりなおし裁判」の判決が出た。

ところがところが、告訴人の候補者とその弁護士に判決文が手渡されるまえに、すでに政府側は判決内容を「知って」おり、12月21日の再選挙日まで語られていたとのこと。判決が出てから10日間は、その判決を不服とすれば抗告できるはず。その期間内に、しかも3日後にやりお直し選挙を相手候補者に伝えないままに強行するとは、非常識にもほどがある。そして、そのやり直し選挙が行われる投票所は離島なので、ヤップで行われている裁判の内容を、ほとんどの住民は知らないままなのだ。

とうぜん、告訴人の候補者は、ex parte Temporary Restraining Order(査定系保全処分?)を申し立てたらしいが、裁判所はいまだにナシのつぶてで、問題の「やり直し選挙」は、おととい行われ、きょうヤップに投票箱が戻ってくる。

選挙なんてマヤカシだというのはほんとうで、権力を握った側の意のままに操られるものだが、そうとわかっていても、黙ってしまったら、ますます状況がひどくなるだけだ。この訴えている候補者を失えば、いままでETG中国開発反対派が半数を占めていた議会の配分が3対7となり、ETG賛成派の意のままに法律を通すことができるようになる。しかし、そこまでわかっている人はやはり少数派…中国成金がひそかにバラまく金の亡者が増えている。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2014-12-23 11:57 | ヤップの開発問題(ETG)
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