ミクロネシアの島々で超ポピュラーな
サンフラワー・ブランドの缶詰、なかでも
サバ缶について書いたら、Mr. Radishさんから、パラオでは
「寒い時期に獲れた脂ののったサバの缶詰は、赤でも緑でもなく、金色のゴールドラベルが販売されています」とコメントいただいた。ヤップでは見たことないな~と、いい加減なお返事をしたものの気になっていたら、なんと、ヤップにもありましたっ!
し・か・も…1缶(190g)が$3.15という高値。ラベルにはPremium、The Seasonal Harvestとあるものの、同じサイズの赤や緑のラベルだと1缶$1.75だから、ほぼ8割り増しの値段設定だ。これを売っていたBlue Lagoon Storeによると、それでもパラオよりもヤップのほうが安いので、パラオ人がヤップに来ると、みんな大量に買い占めていくという。知らなかったなあ(笑)。
良いブログ・ネタにはなるけれど、サバ缶に3ドルオーバーは高いよね、どうしようかな…と散々悩んだあげく、ついに買っちまいました。たった一個のゴールデン・マッカレルを手にして逡巡するわたしを哀れんだか、レジのおばちゃんが、「これ、おまけ」とタオルをくれた。わ~い!
そうか、
京和商事さんも創立40周年になったのか…。
ミクロネシアではあまりにも見慣れた存在なので(ヤップにも営業員が毎月御用聞きに来ておられる)、今までウエブサイトの存在すら気づかなかったけれど、
京和商事さんと
サンフラワー・ブランドとは、こういう関係だったんですね。
ところで、このゴールデン・マッカレル、いったい中身の正体は?
伊藤食品のウエブサイトによれば、
http://www.ito-foods.jp/lineup.php
旬鯖限定 鯖水煮◎青森~銚子沖で、8月~12月に漁獲された脂乗りのいい旬鯖を使用した商品です。一度も冷凍していない生鯖なので、鯖本来の旨みが余すことなく詰まっています。
とのこと。ふつうの水煮缶との違いは、
脂乗りのいい旬鯖で
冷凍してない生鯖を使用というところがミソのようだ。それにしても、
青森~銚子沖で、8月~12月に漁獲されたとは…
ちょっとかなりコワイなあ。
そこで念のために製造者と製造所を調べてみたら、
製造所固有記号検索サイトhttp://tosymsoft.com/prosrch/index.cgiを駆使して調べても、ITO3もMKNも出てこないかわり、TKGは
マルハニチロ茨城工場ということがわかった。
MKN:サバの水煮のこと?
140110:製造年月日
TKG:マルハニチロ茨城工場
サンフラワー・ブランドのサバ缶には、ITO3と、TKGと、少なくとも2種類の刻印があって、ITO3のほうが、圧倒的に新鮮で美味しく、あたりはずれがほとんどない。TKGの中には、オイルがすっかり干からびていたり、味が変質していたりするものがたまにある。うーむ、TKGはマルハニチロだったか…(別に深い意味はありませんが-笑)
それで…このサバ缶の製造者は
伊藤食品さん、それとも
マルハニチロさん、どっちなんですかね?
ここでもう一度、↓グリーンピース食品放射能調査;魚介類缶詰↓ 貼っておきまっしょ:
○
http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/20120402_5th_tinnedfish.pdf
それでは最後にゴールデン・マッカレルのお味は…?
たしかに赤缶や緑缶よりもやや大きな切り身が2切れ入っておりまして、それをチョメさんと分けあって味見したところ、
わたし:なるほど、ちょっと脂が乗ってて、少しだけ美味しいかも!
チョメさん:安いのとなんも変わらん!
という結果となりました。
まあ、こんなにお高いサバ缶を買うことはもう二度とないだろうけれど、これから
サンフラワー・ブランドを手にするたびに、製造工場が
TKGなら避けるかも…という感想だけは残ったのでありました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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