年度末のモロモロをなんとか無事にやり終えて、ほ~っとひと安心。9月30日はちょっぴりけじめな日でもあったので、夕方からスタッフ全員でささやかな食事会&飲み会を催した後は、どーっと心地よい達成感と疲労感に襲われてバタンキュー…というわけで、ブログも丸二日間ご無沙汰しました。
本日のヤップ島は、ずいぶん遠くにいる
台風18号(Phanfone)の影響がまだ続いていて、やや強めの西風に、曇り、晴れ、ときどきスコールという猫の目なお天気、近所のオオハマボウのこずえも、心もとなげにゆらゆらと揺られつづけていた。本日はそんなオオハマボウの花のお話。
多くのフヨウ属(ハイビスカス)の植物がそうであるように、オオハマボウの花も
一日花だ。朝、日が昇るころに一斉に咲いた黄色い花は、夕方から夜にかけて、みんな地面に落ちてしまう。しかも落ちる前の花の色は、もはや黄色ではなくてサーモンピンク色、お日様が真上から西に傾き始めると、見る見る花の色が変化していくのだ。
正午前にはまだ↑黄色だった↑花が、2時間後に見に行ってみると、
すでに黄色とサーモンピンクの中間色?に変わり始めていた。色が変わるタイミングは、どうやら日差しにも大きく影響を受けるようで、かんかん照りの日ほど色変わりの時間は早い。上でも書いたとおり、きょうは晴れたり曇ったり降ったりの猫の目天気だったので、ゆっくりと変わっていったようだ。
それでも午後3時過ぎに確認すると、
もう完全にサーモンピンク化していた。じっと花の前に陣取って、色の移り変わりを映像化するとおもしろいだろうね。
その後、午後4時過ぎから30分ほどスコールがやってきた。その雨が上がったあとで見に行くと、
もう木に残っている花はひとつもなかった!
同じアオイ科(Malvaceae)でも
サキシマハマボウ属サキシマハマボウ(Thespesia populnea)も、同じような形をした黄色の花を咲かせて、同じように色を変えるけれど、それらは1日限りで落ちたりはしない。「花の命は短くて…」と、その短命と潔い死に方(?)を美とする感性を持っている人はヤップにも多いが、その一方で、日本のツバキのように、コロッと首が落ちることを縁起良しとしない人もいる。
いずれにしても花も人も、みな限りある命、それは短し、恋せよ乙女♪な~んちゃて、タイトルの昭和な林芙美子サンから、大正時代へと後ろにワープして〆てみるのでありました(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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