熱低一過、ヤップは穏やかなお天気がもどってます^^
それでふと目を北のほうに向ければ、
デング熱フィーバーが少し落ち着いてきたかと安心する間もなく、こんどは吉田調書だの吉田告白だの、今もって「ふくいち」からドクドクと空気中に海中に流れ出している
放射性毒物汚染を完スルーして、どーでも良いようなことでぐじゃぐじゃになっているではあ~りませんか…ふう。もう、こんな「国家」を、信頼できない、してはいけないですヨ。
ところでいったい、「国家」とはなんのために存在するんでしょうね?
というわけで、写真は
こちらからお借りした、ヤップ州初代知事の就任式。
あの夏目漱石先生が屈折した劣等感にさいなまされた英国だって、スコットランドやアイルランド、ウェールズ
を乗っ取ってと一緒になったのは、たった数世紀前。それで世界中の「未開国」に押しかけて資源を収奪し、150年くらい前までプイプイだったけれど、20世紀に入ったころから落ち目になり、かわりにアメリカに覇権が移って…いま再び、スコットランドでは「独立」できるかもと。そしていまやアメリカも100年前のイギリス状態で、だから戦争おっぱじめて荒稼ぎしたい輩がウクライナや中東でワラワラとうごめいているのだけれど、さあ、これから世界はどうなっていきますことやら…。
そんな時代にミクロネシアの島々は、いくつもの「国家」という形で「独立」
させられたしたわけだけれど、ひとつの国になっても、島ごとに言葉や暮らしぶりが大きく違っているし(日本語の方言どころじゃありません。ウェールズ語とイングリッシュくらい違うかも?)、それぞれが、その違いを大切にしている。とくにヤップ島の場合は、(かつての戦争の勝ち組vs負け組という遺制はあるとはいえ)まず「一族=家」を核とする「村」ごとの決済が優先され、それが「地区」を通して「州」に行く…という筋道が、まだハッキリ残っている。たとえ
大統領といえども、個人地主の意思に反して開発を進めるなんて不可能だ!
とはいってもITな世の中だし、日本と同じくアメリカの属国で世界戦争屋のメディア・プロパガンダは徹底しているから、中途半端な情報しか耳にできない中高年や、けっこうメディアっている若い世代までもが、ロシアは悪辣、中国人は嫌い、アメリカ万歳、イスラエル仲良し…なんちゃって単純志向に陥っているのを見るのは歯がゆい。
歴史をほんのちょっと振り返れば、まずイスラエルなんて100年前には存在しなかったし、250年前にはアメリカ合州国(敢えて州とします)さえ存在しなかった。中国にいたっては、太古の昔から言葉も文化も大いに違う民族が押しかけては「帝国」を宣言し、「皇帝」を名乗り、意味だけは通じる「漢字」を使って、な~んちゃって中国人のふりをしているわけだ。
秦・漢・三国・晋・五胡十六国・南北朝・隋・唐・五代十国・宋・遼・金・元・明・清という中国の歴史上の皇帝の中で、れっきとした漢民族出身の皇帝は漢・唐・宋・明ぐらいで、その他のほとんどは異民族出身であるのだそうだ(←このリンクの中華視点的文章は鼻につきますが、事実は事実)。そして今をときめくロシアとウクライナ、両者はほんの二十数年前までソビエト連邦というひとつのネイションだった。ウクライナは太古の昔から、いろんな民族が行ったり来たり、取ったり取られたりの土地柄で、もともとはロシア(ルーシ)を名乗るルーツであったので、そんなにかけ離れているわけではない…。
ウクライナにしても中東にしても、そして中国やロシアの民族問題にしても、長い間に人々の群れ(民族)はあっち行ったりこっち来たり、ひっついたり離れたりを繰り返しており、どこにも永劫の「国家」など存在しなかった。
人々の生存繁栄がやりやすいシステムが立ち上がったところは人口も増えるだろうが、増えすぎると停滞>消滅(移住)を余儀なくされる。そんな長いスパンで見ると、いま流行りの
「愛国心」なるものが、いかに薄っぺらく、なんの意味も意義も持ちえない宣伝文句でしかないことに気づけるはずだ。
そうはいってもテレビやインターネットを使った宣伝・プロパガンダの横行する世であるから、こんな小さな島でも、国家を知らない・歌えないのが8割もいるとはけしからんとか、国家斉唱・国旗掲揚のときには胸に手を当てましょうとか、そんなことを書いたり発言したりするのが「進歩的」だと勘違いしておるやつも増えてきた。幸いなことに、そんな「跳ね上がり」に従うお調子ものは、まだそんなに多くないけれど。
こうなったら現代のまやかし「国家」体制がガラガラ崩れて、アメリカ合州国も分裂崩壊するという大きなガラガラポンが、一刻も早く起きてくれることに希望をつなごう。
もう一度、
自給自足で地に足のついた暮らしに戻って、ほんとうに大切なものに気づくために。
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ソ連が恋しくない者には心(ハート)がないが、ソ連に戻りたい者には脳(考える力)がない
プーチン語録のなかでもとりわけ良くできてる言葉だと思う。家族を巻き添えにしないで世界のために働こうと離婚までして頑張っているプー様、最近、お顔にたるみが目立つようですが、忙しくても日々のエクササイズは欠かさず、ご自愛くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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