あひ~あひ~、もっともっと、そこよ、そこそこん…♪
なんだかそんな声が聞こえてきそうなシーン。
海のなかの床屋さん、
ホンソメワケベラ(
Labroides dimidiatus)に身体を掃除してもらっている
トカラベラ(
Halichoeres hortulanus)。手も足もないおサカナさんたちは、しょっちゅう、こうしてお掃除(身体かきかき)してもらわないと、エラやウロコに寄生虫やら藻やらがはびこって、死活問題になるみたい。
今回の写真は同属のベラさんたちだけれど、この
ホンソメワケベラ(
Labroides dimidiatus)の顧客リストには、もちろんマンタやサメなんかも入っている。大口開けたオグロメジロザメの口の中へ、平気で出たり入ったりして「お仕事」しているホンソメワケベラを見ると、同属同種なのに殺しあったり出し抜いたりしているニンゲンなんて、ほんとうに最低だなとつくづく思う。
デング熱が流行ったからといって、蚊を皆殺しにしようと殺虫剤まくなんて発想も、そんな傲慢なニンゲンだけのもの。生物は叩かれれば叩かれるほど(強いストレスを受ければ受けるほど)、より強力なバージョンが出てくるようになっているのだから、まさにイタチごっこ。だから、そこそこのところで
共存するのが一番なのです。
ところでいまお騒がせのデング熱を媒介する
蚊、ブ~ンと羽音をさせて家の中を飛んでいる蚊とはまったく違いますからねっ。デング熱を媒介する蚊はヒトスジシマカ、いわゆるヤブカ、小さくて羽音もなく飛んでいて、水溜りのある草むらや民家のまわりに徘徊するやつです。
それに
デング熱は恐くないし、一度感染すれば、同じ型のデング熱に一生の免疫ができるんだから、安心して、どんどん外にでましょうねっ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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