サンゴを穿(うが)ち、長い年月をかけて成長する
ヒメシャコガイ、着底せずに大きくなるシャコガイをヤップ語で
ファシュウというのに対して、これは
トウと呼ばれて、一目置かれている。ちなみにトウとは「穿つ」こと、またはその道具を意味する。
なにがあってもコツコツと、ひとりサンゴを穿って生きているヒメシャコガイに、なんとなく感情移入してしまうのは、わたしだけではなさそうだ。
ところで…
昨夜は遅くすぎて触れなかったのだけれど。
昨日の午後、新宿駅南口で起きた焼身自殺(未遂)、
モミイのNHKをはじめ、ヌッポンの大手メディアはほぼ総スルーしているようだから、書いておく!
ご覧のように、スーツに身を包んだ紳士は、ガソリンの入ったペットボトルを傍らに、拡声器で
集団的自衛権行使容認への反対と安倍政権への抗議を訴えたあと、
ライターでわが身に火を放ち、消防隊員の放水を浴びながら、
一段下の通路に落下して、体中の火を消火された後、救急隊に運ばれていった…という事件。
ヌッポン・メディアが(国内向けに)シカトを決め込んでも、海外では大きく取り上げられている。
〇
Japanese man self-immolates in pro-pacifist constitution protest
http://rt.com/news/169216-japan-self-immolate-protest/
コメントの中には、「まるでチベットみたいだな」とまで言われてるけれど、覚悟の紳士の端正な面立ちを見て、わたしは思わず
フランシーヌの場合を思い出していた:
〇
フランシーヌの場合
http://www.k5.dion.ne.jp/~noho-hon/Travel/Africa01/Data/Francine/francine.html
〇
君はフランシーヌ・ルコントを知っているか
http://banyuu.txt-nifty.com/21st/2004/11/post_14.html
そういえば、新谷のり子が歌う
フランシーヌの場合が発表されたのは、同じ年の6月15日、つまり
1960年に国会前で樺美智子さんが圧殺された日だった。
歌詞にあるとおり、焼身自殺なんて何の効果もない「おばかさん」な行為かもしれないけれど、そして、わたしもそういう方法で命を捨てるつもりは毛頭ないけれど、それでは目の前で行われる不正や不義、それに苦しむ人々(じぶん)を、黙って見過ごせるのか?じぶんなら…なにができるのか?フランシーヌ(背広の紳士)の「場合」は、みずから炎に命を投げ出すという方法を選んだけれど、それなら、わたしは…? あなたは…?
世の中を悪くする究極の原因は、テロでも悪徳政治家でもない、それは
無関心だ!
愛の反対語は…憎しみではない、
無関心です(by マザー・テレサ)
あなた(わたし)のなかに、「愛」がありますか?
明日、安倍は予定どおり、集団的自衛権の閣議決定をするのだろう…。
〇
集団的自衛権に反対する男性が新宿で焼身自殺を図る(ビデオ)
http://kinokokumi.blog13.fc2.com/blog-entry-6462.html
〇
海外でも大きく報道、「新宿焼身自殺事件」
http://agnes2001.blog.fc2.com/blog-entry-2311.html
〇
なぜ報道しない!東京で集団的自衛権反対の焼身自殺
http://cocologsatoko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-5f16.html#more
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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