ジャングルの中を歩いていたら、小豆を扁平にして色鮮やかにしたような実が落ちていた。
一緒にいたG嬢母娘によると、最近はびこってきた木の実だという。
「どのくらい最近のこと?」
「そうねえ、わたしが娘のときにはなかったわ」と、G嬢母。
「実を茹でて柔らかくして穴を開けると、ネックレスやブレスレットになるよ」と、G嬢。
そして、「これ、食べられる?」と問うわたしに、両名は絶句(笑)。
どうやら親の木は↑これ↑らしい。デカい!
「実がはじけて飛び散るから、そこらじゅうにはびこってるのよ」…なるほど、下草も一面、この植物だ。G嬢の甥っ子が、夢中になって赤い実を集めている。「こうやって子供があちこちに持って行って遊ぶもんだから、いつのまにか、村中にこの木が増えてきたわ」
さて、この木はなんでしょう?葉っぱや実(さや)はどう見てもマメ科なので、「マメ科、赤い実、木」で検索すると、あっさりと正体がわかった。
科名 : ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae
属名 : アデナンセラ属 Adenanthera Royen ex. Linn. (1737
学名 : Adenanthera pavonina
和名 : ナンバンアカアズキ
英語名: Coral-wood, Red sandalwood, Red beadtree, etc.
東南アジア名: Saga
中国名: 海紅豆 Hai hong dou
台湾名: 孔雀豆
原産地: 中東から東南アジア、マレーシア
用途 : 観賞用、装身具に加工
http://www.geocities.jp/plants_name/adenanthera/ade.htm
http://en.wikipedia.org/wiki/Adenanthera_pavonina
そして、わたしがいちばん知りたかったことが…
種は炒って食べることができ、大豆のような味がするといわれている...(ただし生/半生には毒性があるらしい)
きゃ~、これは試してみねば…でも、きっとG嬢はじめ、ヤップ人からはゲテモノ食い扱いされるだろうな(笑)。
あと気になる用途としては、
時に「赤白檀」として知られる硬く赤みがかった材は、緻密で均一な木目を持ち、高級家具・住宅建築・家具・装飾的な木製品を作るのに役立っている。また燃料材としても有用で、粉末にすると赤の染料となる。
成長の早さと広がる樹冠のために、Sagaは公園や広い庭園の緑陰樹や鑑賞樹に適している。しかし強風の被害を受けやすく、年を経ると樹形が乱れて、大量の落ち葉を撒き散らすため、街路樹や個人庭園には不向きである。
ふう~ん、ヤップに入ってきたのが比較的最近というのが腑に落ちないけれど、繁殖力は強くて、でも折れやすくて、よく管理しないと、ちょっとお邪魔虫的存在になりやすいのかもしれない。
さて、今度またあの森へ行ったら、試食分だけ集めて来よう。
(アクセサリーを作る分…とならないところが、好奇心と食い意地で成り立っているわたしの真骨頂^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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