台風が去って2日目、波浪注意報も解除になり、風向も北東にもどって、良いお天気に恵まれた。ああそれなのに、ヤップに入港する予定だった大型クルーズ船は、台風のせいで早々とキャンセルになった・・・わ~い♪
こんな当てにならない連中…短時間にどっと来て騒がしいだけのクルーズ船で、多少の泡銭を稼いでも、ちっとも楽しくないし…現地のためにならない(笑)。
ところで先週、「
年寄り病」として紹介した病気の正体が、ようやく公開されるようになった。やはりMr. Radishさんのお見立てどおり、
チクングニヤ熱(Chikungunya fever)だったそうだ。
デング熱と同じく、ヒトスジシマカ=
Aedes albopictus(左)とネッタイシマカ=
Aedes aegypti(右)によって媒介される。これらは湿った薄暗いところで日中でも飛んでいる、いわゆる「ヤブ蚊」。ただし飛翔距離は短いので、広範囲に動く生物・・・つまりヒトのように・・・によって感染は広がっていく。
チクングニヤ熱ウイルスに感染して発症すると、急に発熱して関節が鋭く痛むというけれど、現在ヤップで流行しているものは、まったく発熱に気づかず、急に体中の痛みを感じる人が多いようだ。
〇
横浜市衛生研究所:チクングニヤ熱について
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/chikunguniya1.html
実は
台風の前日、わたしも急に頭が重くなって寒気を感じたので、すべての活動を休止して、ビタミンCと水をたっぷり飲んで寝たら、それ以上の進行はなく、おかげで台風準備に専念できた。これがチクングニヤ熱のマイルドな発症で、こうして自然に免疫ができたのなら良いな…ただの風邪だったのかもしれないけれど。
ヤップ州公衆保健局によると、来週には
CDC (Centers for Disease Control and Prevention、アメリカ疾病予防管理センター)のスタッフが来島するという。しかし、このまま順調に貿易風が吹いてくれれば、もうピークは過ぎたような気もする。
ところで早々と罹って一週間ほどダウンしていたチョメさん、もう普通に動きまわって大丈夫なのだけれど、右腕から右手にかけて、まだ力が入らないらしい。人によっては、まるでリューマチのような関節痛が、数カ月も続くこともあるという。このような症状や、デング(英語読みではデンギ)と違ってチクングニヤは発音しづらいこともあって、やはり
「マル・コ・ピルビシル」(年寄り病)という呼び名のほうが、ヤップでは受けるかもしれない^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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