心配していた
台風30号(Haiyan)は、やや速度を落としながら、昨夕午後6時ころ、ヤップ島の約180キロ南海上を通過した。
午前中のまだ風が強まる前に、新しい店舗の窓に板を打ちつけ、すべての荷物を床から1メートル以上の高さに上げて解散、それぞれ自分の家の台風準備に向かった。
わたしの住まいも、万一、屋根が飛んだり、窓が破れたりすることも考えて、できるだけの手は打とうとしたけれど、午後1時過ぎ、北東の突風がドンときて電気がパタッと止まった時点であきらめて、まだ歩けるうちに(笑)、職場へ向かうことにした。前にも書いたとおり、この台風では風の強い時期と満潮時が重なるから、ぜったいに床上浸水は確実で、ということは道路も水没するので、車があるとそれの避難という手間が入るからね。
…で、結果は↑このとおり↑
ここはラグーンの中なので波の心配はなく、まだ明るいうちに電気が止まってネットもできずやることもなく、けっこう退屈して、引っ越し荷物から引っ張り出せる読み物を漁っているうちに、なぜかまた大江健三郎…台風のたびに、この人の作品を読んでいるような気がする(笑)。
午後6時、一瞬、電気が回復したけれど電圧が低く、20分くらいでまた止まった。そろそろ台風が通過しているはずなのに、風向きが変わらないな…(ちなみに東風)と思いつつ、だんだん水かさ増す海を見ているうちに、とうとう日が暮れた。
午後8時、満潮時まであと1時間…こりゃ(床上浸水もなく)持ちこたえるかなと安心し始めたら、また波が上がり始めて、午後8時30分、ついに海水の第一陣が室内に侵入してきた。嗚呼!
まあ、それからあとはご想像にお任せします。結果、床の半分までは海草まじりの海水に浸かり、水が引き始めたのが午後11時過ぎ。幸い10時前に電気が回復したので、乾く前にと深夜にホースでざっと流して、家にたどり着くと、そっちはまだ停電…といった塩梅で、この台風をなんとかやり過ごしました。ちなみにチョメさんはいつものとおり、マングローブの中で2隻のボートとお泊りです^^
今回はそんなに酷い風じゃなかったけれど、どういう風に海水が入ってくるのかわかったし、今後、この経験をもとに内装や荷物の置き方を考えることができるので、新しい場所で居を構えるのに、この台風は良いレッスンを与えてくれたと思う。台風30号(Haiyan)さん、ありがと!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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