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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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長脚の美女到来

10月も一週間が過ぎたが、なんとなく今年は渡り鳥の到来が早いような気がしている。

8月の終わりくらいからツバメが見られ始めたし、白黒のボディに赤くて長い脚が目立つセイタカシギHimantopus himantopus)も、すでに複数回、それぞれ別の場所で見かけた。

例によってポケット・デジカメのスナップしか撮れないけれど、なんとか↓美女さまのお姿↓を納めることができて、じぶんとしてはルンルンなのだが^^
長脚の美女到来_a0043520_1081197.jpg

場所はコロニアの突先のし尿処理施設のあるところ。埋め立て地が今は放りっぱなしになっていて、けっこう良い感じに干潟化している。

そんな場所で、スラッと長い脚を誇示するかのように闊歩しているセイタカシギさん、いつもの年より飛来数も増えているのではないかな…?
長脚の美女到来_a0043520_1043020.jpg

実はこのとき、オグロシギLimosa limosa)とおぼしき群れもいたのだけれど、なんとか画を撮れるほどには、どうしても近寄れなかった。着地しているときはまったく目立たないオグロシギだが、飛び立つと、ハッとするほど鮮やかな白黒の模様が、背中に浮き立つ…。ああ、その姿を撮りたい!(いま持っているポケデジじゃムリだろうけど)。

さて、同じ地味系でもこちらのムナグロPluvialis fulva)くんは、ややフレンドリーだ。
長脚の美女到来_a0043520_1045086.jpg

「えっ、胸が黒くないのにムナグロって?」…どうやら繁殖期のオスは、胸から腹にかけて、まっ黒になるらしい(名前がハラグロじゃかわいそうだしね)。でもヤップでは繁殖しないので、そういう色になった姿を見ることはないだろうけれど(たぶん)。
長脚の美女到来_a0043520_1052634.jpg

「なにか、用っすか?」…マリーナの駐車場の水たまりにいたムナグロくん、じっとカメラ目線(?)がなんともキュート。ところでセイタカシギオグロシギはその名のとおり「シギ」だけど、このムナグロくんは「チドリ」に分類されるのだそうだ。

う~ん、シギとチドリはどう違う???

このムナグロダイゼンも、「シギ」の仲間のキアシシギも、ヤップ語ではみなクレン(k'uleng)だ。なにか良い説明がないかと捜したら、Nature Photo Galleryさんに、こんなページがあった:

シギとチドリの違い
http://www3.famille.ne.jp/~ochi/bird/shigi-chidori.html

なにはともあれ、南方へ渡り鳥の到来が早いということは、北のほうでは寒くなるのが早いのでは?と勝手に想像しているが、どうなのでしょう>>北のみなさん?


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2013-10-07 12:05 | ヤップの自然・陸
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