例によって桟橋の前の
ゴムの木を見上げてシロアジサシを確認していると、足元でチッチッチという鳴き声がした。
あれれ...キミたちはニワトリさんの雛ではないの?
ヤップでは、ニワトリはどの家でも放し飼いにしているが、近くに民家のないこんな海辺まで遠征してくるようなニワトリを、今まで見たことがない。それに親鳥はどこだ?
こんな雛だけで、いったいどこから来たのだろう...と不思議に思いながらカメラを向けると、やけに人慣れしている様子。それに、こんなに大きさや色合いが違う子たちだから、同じ時期に同じ親から産まれたとは考えられないし...。普通ニワトリは、同時期に孵化した仔たちが、母鶏に守られながら成長するから、サイズや毛並みはそろっているものだ。
しばらく雛たちと遊んでいると、マリーナ・レストランで働いているGくんがやってきた。「ボクの雛たちは元気してる?」
「えっ、この仔たち、Gくんの?」
「そうだよ、両方ともボクが卵から孵したんだ。家に置いておくとイヌやネコにやられちゃうから、毎日仕事場に連れてきてる。みんなボクのことをお母さんだと思っているから、放しておいても逃げないよ。仕事が終わると連れて帰るんだ」
「この仔たち、オスだよ。
コックのDさんのニワトリよりも強く育ててみせるよ」
「えっ、トサカの生えかけた大きいほうならわかるけど、こっちの小っこいのもオスだなんて、どうやって見分けるの?」
「簡単さ、ニワトリを手の上で逆さまに吊るしてみて、つばさを使って起き上がれる(上の写真)のがオスだよ。メスは逆さまに吊るされたままで、起き上がろうとしないから」
何度も実演してみせてくれるGくん、なるほど、両方ともちゃんと起き上がってくる。それにしてもヤップの男の子たち(
たまにオッサンも)、ニワトリさんをペットにするのが、ほんとうに好きだねえ...。ちなみにペットにしたニワトリは、絶対に食べないそうだ(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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