クリスマスの翌日、スタッフのJ君は、トレードマークだったドレッドヘアーをきれいさっぱりとスポーツ刈りにして、シアワセいっぱいな顔で仕事にあらわれた。手にはこの可愛い↓バスケット↓を持って。
ヤップでは男も女もバスケットを持ち歩くのが習慣になっているが、ココヤシやパンダナスの葉で作られる昔ながらのもののほかに、最近では
ビールや缶飲料のプルトップや、その他の素材から作ったバスケットにも人気がある。たぶん彼女からのクリスマス・プレゼントだと思われるJ君のこのバスケット、いったいどんな素材で作られているかというと...なんとインスタント・コーヒー・ミックスの空き袋!
(ちなみにバスケットの中に見える白い紙は、わたしも作成のお手伝いをした中国成金のヤップ大開発計画に反対するチラシです^^)
インスタント・コーヒーに自分の好みで砂糖やクリームを加えるより、初めから3点がミックスされたこういうパッケージが出回り始めたのは、いつのころからだったろうか...。日本でもおなじみの、昔どおりのインスタント・コーヒーもまだ売られてはいるけれど、最近はインスタントもコーヒー豆(粉)も値上がりが激しい。そのせいもあってか、1袋20セントから50セントでバラ売りもされるコーヒー・ミックスのほうが、いつのまにか売れ筋となってしまったようだ。しかし1杯のコーヒーに2袋・3袋も入れて、「ああ糖尿になるよ...」と見ているほうが心配になってしまうような飲み方をしている人も多い。
そういうわけだから、どんなものからでも実用アートを創り出す名人のヤップ人が、豊富に出るコーヒー・ミックスの空き袋に目をつけないわけがない。コーヒー・ミックス空き袋のバスケットづくりは、いろんなブランドや折り方、組みあわせ方の工夫を競いつつ、今、ヤップで静かなブームになっている。
ちなみに、ヤップの男にとって「セカンド・ハウス」ともいえる意味を持つバスケットは、通常、その男に近しい女性(妻、妻の姉妹やガールフレンドなど)がプレゼントする。Jくんはいま、このおしゃれなバスケットをもらって毎日がルンルンという感じで、どこに行くにもバスケットを手放さない^^ おやっ、右手首にはビーズのブレスレットが...それも新しそうだね。Jくんの幸せな日々が、どうか長く続きますように!
※バスケットの横のタバスコの空き瓶には、ビンロウジュ噛みのアイテムのひとつ、ワッチ(サンゴを焼いてつくる消石灰)が入ってます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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