ヤップやパラオの週末をハラハラ・ドキドキさせた台風24号(Bopha)は、昨日の午前中にヤップ島から300キロ以上南を通過したあと、やや勢力を弱めながら今早朝にはパラオのすぐ南をかすめながら通り過ぎた。台風が西に抜けたあとも、ヤップでは強い貿易風のおかげで吹き返しの南風が来ず、また暴風圏に入ったパラオでも、幸い被害は最小で済んだとのことだ。しかしながらこの台風は2004年の台風1号(Sudal)と似ている部分が多く、ヤップでは8年前の悪夢を思い出して落ち着けない週末を送った人が多かった。
台風200401号(Sudal)
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/summary/wnp/s/200401.html.ja
台風201224号(Bopha)
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/summary/wnp/s/201224.html.ja
それにしても今回の台風がヤップの近くを通らなかったのは、ほんのちょっとした幸運な偶然が重なっただけかも。そういえば9年前にも、同じようなパターンでやや北に進路を向けてヤップに接近し、かなりの被害を出した台風があった:
台風200202号 (Mitag)
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/summary/wnp/s/200202.html.ja
とにかく北緯8度以下東経150度前後での台風の発生は、ヤップやパラオ(おそらくグアムやサイパン)にとっては大変な脅威なわけです...今後、フィリピンでの被害が大きくなりませんように。
さて南の島の台風騒ぎと打って変わって、師走の寒風が吹く日本ではさぞかしセンキョ・センキョと大騒ぎかと思えば...えっ?北朝鮮のミサイルが飛んでくるだって?それを100%当たらないPAC3やSM3を配備して防衛?あ~あ今年の4月とおんなじことやってるじゃん!
<写真のロケットあるいはミサイル(笑)は、発射を待つヤップ産のハナショウガです>
4月のときもそうだったけれど、北朝鮮が打ち上げる「ブツ」を
ミサイルと呼んでいるのは、世界中で日本政府(+自民・維新プラスαの原発・TPPを推進する人たち)と国内メディアだけだっての!日本国内でもさすがにロイターの日本語サイトは一貫して
ロケットと書いているし(
ここや
ここ)、外のメディアは
ガーディアンだって
アルジャジーラだって
ヤフーだって
ABCだって
BBCだって...み~んな、ロケットと呼んでるってことに、はやく気づいてね>日本の人!
いよいよ
脱(卒)原発・反TPP・増税凍結の日本未来の党が立ち上がり(今日になって社民党もそれに選挙協力するってニュースも!)、そこに山本太郎サンもひとりで東京8区のイシハラノビテルに挑むことになったし、三宅雪子さんのがんばりで千葉4区では現職ソーリも選挙区だけでは当選ムリっぽく(嘲笑)...もう、あちこちにワラワラと
原発・TPP・増税についてほんとうのことを言う人たちが立ってきて、民主・自民・維新・(公明)やば~となったんで、安倍(晋三)っちの北朝鮮コネクションを使って北の花火騒動を起こしてもらったんじゃないのかな?
久しぶりに
神浦元彰さんのサイトに行ってみたら、やっぱりね!ということがいっぱい見つかった。少し長いけれど、要所をコピペ(改行はいじりました):
人民武力相に北朝鮮軍の最強硬派・金格植氏...ところで今回、解任された北朝鮮人民武力相の金正覚氏は、このHPのサイト内検索をかけたところ、故金正日が10年5月に最後の訪中を準備(仕切った)した正日氏の側近であることがわかった。また、この訪中の準備では、09年11月に中国で習近平副主席(当時)と会って訪中時のスケジュールを打ちあわている。当時の肩書きは朝鮮人民軍総政治局第1副局長である。今年4月には人民武力相になったと聞いていたので、新たな金正恩体制でも中国政界とのパイプを生かして、人民軍の要職を得たと思っていた。
ところがWhat Newでも書いたが、「朝鮮労働党伝達 李英鎬氏は『反党分子』『軍閥主義に陥った』」(毎日新聞 11月25日 朝刊)のように、北朝鮮では労働党が人民軍から特権や利権を奪い返す体制立て直しが行っている。そのことに不満をもった軍部強硬派が、反撃として強硬派の金格植(キムギョクシク)氏を人民武力相に担ぎ出したことが考えられる。だから韓国軍や在韓米軍、それに自衛隊の電波情報部は忙しくなったのである。緻密に北朝鮮軍の動きを探って、不安定化するかどうか把握する必要があるからだ。最近の北で確認されているミサイル発射の兆候もこれと同じ動きとして考えてもよさそうだ。
それにしても北朝鮮軍の強硬派は、中国と太いパイプを持っている金正覚人民武力相を引き下ろし、新たに金格植(キムギョクシク)氏を武力相にしたことで、強引に中国の影響力を排除したことになる。それを中国がだまって許すだろうか。とはいえ、このまま人民軍は党に手を切られ、足を切られて、無力化することに耐えられないのだろう。まさに最後のあがきを行っている。ただ、人民軍は今も毒ガス兵器や細菌兵器などを管理している。軍の自暴自棄が怖くて労働党や中国が潰したくとも潰せない。
これはちょうどパキスタン軍が核兵器を管理しているのと同じだ。パキスタン政府首脳がパキスタン軍の影響力(タリバンとの関係)を排除したしたくとも、軍が管理している核兵器が怖くて手が出せないと同じである。さあ、北朝鮮の党と中国が軍強硬派にどのように出るか。
-------
北朝鮮:発射予告受け 日本政府は破壊準備命令へ...本当は、自衛隊も国民の不安を取り除くために活躍したいのだが、北朝鮮のテポドンには自衛隊のMDは役にたたないのである。まったくの気休め程度にしかならないから虚しいのである。テポドンには自衛隊のMDが役に立たないことを承知で、日本政府や防衛相は「破壊命令」を発令してることを自衛隊員は知っている。政治家が1兆円もかけて購入したMD兵器が、まったく役に立たないことを隠すために虚しい破壊命令を出しているだけである...(中略)...まず海自のイージス艦のSM3では北の長距離弾道ミサイル(テポドン)の飛翔高度まで届かないのである。公表されていないが、SM3の射程が500キロ前後と言われている。SM3が迎撃するテポドンのミッドコース(中間飛翔コース)での高度は1000キロ以上※と推測されている。届かないのである。そこで苦し紛れに考えた言い訳(ウソ)が、テポドンが打ち上げに失敗して、バラバラに分解しながら地上に落下した時に、地上で被害が出ないようにMDで迎撃するという無茶苦茶な論理である。地上のPAC3もその論理で配備されている。北朝鮮が南に向けてテポドンを発射すれば、東シナ海や沖縄に届くまでには大気圏外に出て、加速に失敗して大気圏内に再突入することになる。テポドンは大気との摩擦熱でバラバラになりながら燃えて落下してくる。そこを射程20キロのPAC3が真下から迎撃するという。テポドンが分解すれば、それを迎撃しても地上の被害を避けることにならない。その程度の単純なことを政府は国民に説明しようとしていない。騙しているのだ。
-------
北朝鮮、ミサイル発射は午前中 日本政府に通知...それにしても、北朝鮮は大嫌いなはずの日本に、国際民間航空機関(ICAO)や国際海事機関(IMO)などの国際機構にはまだ、打ち上げ情報を伝えていないというのに優先で通告してきたのか。
投票日が近づいて、民主・自民・維新(+公明)連合がほんとうにヤバイとわかったら、「本土防衛」を理由に選挙中止という暴挙に出かねない...ノーダ?という心配もしてみたり...
きのこちゃん:ミサイルと不正選挙
http://kinokokumi.blog13.fc2.com/blog-entry-3678.html
なにはともあれ、
脱(卒)原発・反TPP・増税凍結な人を、ひとりでも多く、国会に送りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら
人気ブログランキング地域情報 &
にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。
ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html