11月に入って強まり始めた貿易風も、ここにきてちょっと一休みといった感じの日が続いているが、幸い、ミル・チャネルでは、よくマンタが出てきてくれている。

浅いクリーニング・ステーションでたっぷりとマンタを見たあと、ゆっくりボートに戻りかけていると、ユビエダハマサンゴの中に頭をスッポリと埋めているタイマイがいた。ほとんど動きがなかったので、ドジなタイマイが餌を食べようと首をつっこみ過ぎて抜けなくなり、窒息でもしたんじゃないかと心配して様子を見ていると、ようやく手足がゆっくり動き始めた。そうすると...別のことが心配になった。
ちょっとちょっとぉー!
ここは、タマイタダキイソギンチャクと共生するダスキーアネモネフィッシュの住処じゃなかったっけ?
マンタを求めてこのポイントに潜り初めたのは、今からちょうど2年前。その当時は、もっとたくさんの場所で、タマイタダキイソギンチャクとダスキーアネモネフィッシュの共生が見られたものだったが...。

いつのまにやら、イソギンチャクがクマノミごとゴッソリと姿を消すようになった。ここにダイバーが潜るようになったせいで水槽用海水魚コレクターの目にとまり、やられちゃったのかな...どうやってグアムに密輸してるんだろう...などと心を痛めていたのだが、まさか、犯人がタイマイだったとは...!

彼らの主食はカイメン類だが、
軟らかいサンゴや
甲殻類、
棘皮動物、
藻類なども食べるという。だからイソギンチャクを食べてもおかしくなさそうだが。しかし...さすがに「動く」サカナは食べないのか、「家」を失って茫然自失のダスキーアネモネフィッシュも、タイマイに警戒している様子はない。

さて、一度顔を上げたタイマイくん、またサンゴの中に首を突っこんだ。何の抵抗もできず、オロオロとそれを見守る、行き場を失ったダスキーアネモネフィッシュ...。
タイマイ:うるっせえなあ、ボコボコ大きな音立てて
(注:ダイバーが吐きだす呼吸音は、水中ではかなり響きます)オレを取り囲みやがって。他人のメシ時をじゃましないでくれよ。オレだって腹減ると食わないわけにはいかんのだから。
タイマイ:あーあ、イソギンチャクのやろう、奥に引っこんじまいやがったじゃないか。べキッ、ボリッ、よいしょ、よいしょ、もうちょっと首突っ込めたらなあ...う~ん、まだ奥のほうか。
タイマイ:しっかし、まわりでこんな大音立てられたんじゃ、ゆっくりメシも食ってられねえや。仕方がない、よそのメシ場に移動するか。おい、オマイら、ついて来るなよ!(怒)

未練気にゆっくりと泳ぎ去るタイマイを見送ったあと、そーっとダスキーアネモネフィッシュの様子を見にいくと、タマイタダキイソギンチャクがいた場所は死んだサンゴがむき出しになり、その隙間から、心もとなそうなクマノミが顔を出していた。

クマノミの仲間は、小さいときからイソギンチャクの毒に免疫をつくって彼らと共生し、捕食者がイソギンチャクの毒を恐れて近寄ってこれないことで身を守られている。しかしそのイソギンチャクを失ってしまったら、よほど運良く他のイソギンチャクにお引越しが出来ない限り、生きながらえるのは難しいだろう。この子もたいへんだろうけど...
グッドラック!
それにしてもタイマイ、どうして突然、タマイタダキイソギンチャクを狙うようになったのだろう?最近のヤップの海中の荒れようを見ると、どうも大きな生物の食べ物が不足しているように感じている。
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