お米も芋も、どんな料理も、鍋は分厚いほうが美味しいものができる。もちろん、電子レンジでチンなんて不健康な料理を、わたしはいたしませんからっ...ていうか、電子レンジさえ持っていない(正確には数年前に中古をもらったが、すぐに嫌になって友人にくれてやった)。
さて、わが家の料理用火源は主にプロパン・ガス(しかも昔なつかしい鋳物のコンロ!)だけれど、ヤップの主食、イモ類を炊くのに適当な鍋がイマイチだった。米と違ってイモはでかいので、それに見合う大きさが必要だし、鍋が薄いと火のまわりが良くないし...。それがある日、雑貨を売る店に立ち寄ると、直径40センチくらいのアメリカ製鉄鍋が、なんと28ドルという半値以下にディスカウントされていた!原因は錆びが出ちゃったことだろうけど、鉄鍋の錆びなんてなんのなんの、たわしでゴシゴシやれば、すぐに取れちゃうし、買うっきゃないでしょ^^
それでもって、わくわくしながら家に帰り、るんるんしながら錆び落とし、そうそう鉄鍋のお手入れはまず使用前の「空焚き」?それから...軽く油を塗って...また「空焚き」?...なんちゃって、鉄のフライパンと同様の処置をして(この辺、正しいのかどうか自信はありませんが)。
いよいよ、タロイモを炊いてみる!真ん中のでかいのがラック芋(小さく切り分けなくてもズボッと収まるのが嬉しい)、まわりをライ芋でかため...
それからギンガンを用意。とくにラック芋を炊くときに、このギンガンを一緒に炊くか、あるいはジュースをしぼって加えることで、ラック芋が黄色く輝くのだ。味にはそんなに大差ないけれど、薄黄色にどよんとした芋よりも、鮮やかな黄色に輝いていたほうが、なんとなく美味しそうに感じるから、ヤップ人もギンガンが手元にある限り、こういう炊き方をするみたい。
それで、鍋の中の芋全体を、ラック芋の大きな葉っぱでくるむ。これが落し蓋の役割をするんだね。ラック芋の葉っぱがなければ、手近の丈夫な葉っぱでも代用できるし、サイズが合えば鍋のサイズよりもやや小さいお皿なんかでも代用できるけれど、やっぱり大きな葉っぱでぴったりと包みこむほうが、熱のまわりが良くて美味しく炊ける。
それから火にかけ、沸騰したらやや火を落として(中火の強)、延々、延々、1時間くらい。そうそう、炊く前に加える水は(火力や芋の量、種類で加減しながら)ひたひたくらい...まあ、適当です。
固いラック芋にスーッと竹串が通れば出来上がり、やっぱり鉄鍋の威力は絶大で、ほっこり美味しく長けました!(左の黄色いのがラック芋で、右のがライ芋、ライ芋はサトイモに似た味です)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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