もう11月!そしてわたしの個人的なジンクスでは11月01日は毎年すごく穏やかに晴れわたることになっていて、今日もまさにそんな日和を迎えたようだ。また明日はカトリック教徒にとっては「お盆」みたいな日なので、あちこちのお墓がきれいに掃除され、新しいお花が飾られるだろう。。
さて...それはともかく、なんといってもウミウシだ!(笑)
ひさしぶりに
ミゾレウミウシ(
Chromodoris willani)に会ってきた。彼らのすみかはまったくメジャーじゃない場所なので、めったに行くことはないけれど、これまで行けば必ず「会え」ている。しかもヤップ島では、わたしはここ以外でミゾレウミウシを見たことがない。
それにしても
初めてミゾレちゃんを見つけた4年半前の写真の越えるものが、以後、まったく撮れてないのはカメラのせいか、それともあのときのミゾレちゃんが特別変わっていたのか?左の写真を撮ったカメラはFujiフィルムのFinepix、波をモロにかぶって以来、シャッターが切れなくなった。本日の写真はオリンパスμ730。まあミゾレウミウシの触覚が黄色いほうが珍しいのかもしれないが。
ところでこっちは似たもの同士の
ミスジアオイロウミウシ(
Chromodoris lochi)
通常はボディや触覚の色もミゾレちゃんとそっくりだけど、ただひとつ...触覚の表面の模様?が違う。上の写真のとおり、ミゾレちゃんの触覚にはハッキリわかる白点のボチボチがついているけれど、
ミスジちゃんの触覚はパッと見には定かじゃないけれど、よ~く見るとらせん状の渦が巻き上がっているような模様がついている。ありゃりゃ、両方ともハッキリしない写真(画像がボケすぎ小さすぎ)ですみません...。
こちらでも書いたとおり、このミスジアオイロウミウシはいま増える傾向にあるが、ミゾレウミウシは依然そのまま、あそこだけ。でも今回は大中小の3個体を見つけることができた。ああミゾレちゃん!触覚の黄色いミゾレちゃんに会いたいよ~♪
まあそれはさておき、やや数は減ったとはいえ、↑
キベリクロスジウミウシ(
Chromodoris elisabethina)↑の食欲も旺盛な秋!のようだし、穏やかな晴天の下、のんびりまったりと海中でウミウシな時間を過ごすのもまた楽し!です。
そういえば最近は大きな個体のイボウミウシ系もちょっと乏しいかも...なのだけれど、
もっともポピュラーな
コイボウミウシ(
Phyllidiella pustulosa)は、あちこちの岩陰でそっと生きているのが見られるし、そろそろまたウミウシ祭りの季節を迎えるのかも^^
ナマコもそうだけれど、こういう海の底を這う小さなモノ言えぬ生き物の動静をしっかり見守ることで、大きな環境変化をうかがうことができるわけで、同じく海の底を「這っている」にひとしいダイバーたるもの、もっと彼らに注目すべきだし、彼らの「声なき声」に耳を傾けなければと思うなあ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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