昨日の記事に書いたとおり、ヤップではいま、中国は四川省の成金による大型開発に対する反対運動がいろんな形で起きている。もちろん金に目がくらんだ頭の弱い賛成者もいるわけだが、幸い、わたしのまわりにそういう者はひとりもいない。しかし何事も雲の上のほうでゴチョゴチョと決められているので、ヤップの一般ピープルは大人も若者も不安でたまらない。
ヤップ高校が最近、教職員にこの話題を取り上げることを禁止したというニュースを、当の生徒たちから聞いた。ほとんどの先生がダンマリを決めこむ中、この件について聞いてくる生徒にはどんどん話をしてくれる先生がひとりだけいて、生徒たちの信頼を集めているそうだ。「これってフリーダム・オブ・スピーチの侵害じゃないの?」と、近所に住む着任して間もない若いアメリカ人教師に突撃質問を試みたら、案の定、あわわわわ・・・となって、「きょっきょういくてき観点から、わったしたち…授業の中では取り上げないことに決めたの。それにわたしは科学の教師だし…」(笑)。ふ~む、子供たちの話はほんとうなんだ。なんたること!
とはいっても、わが故国、日本だって誉められたもんじゃない。
国境なき記者団による
2006年の言論の自由度ランキングでは、168ヶ国中、堂々の51位。あれ、この年は、韓国・台湾・イスラエルにも負けてるし。
最新のランキングではちょい盛り返しているけれど、これはフリーランスの記者たちの頑張りによるところが大きいのだろう。
さて…お昼過ぎにネットで日本のニュースを見ていると、どっかの動物園の選挙がどーのとかこーのとかばかりで、わたしが確認したかったニュースはすぐに出てこなかった。今年の4月くらいまで、
あの人のことがニュースにならなかった日は無かったのに…(苦笑)。
新党結成以来、彼の宿敵どもとそのご主人様であるアメリカ~の戦争屋どもらは、スクラム組んでガン無視してるよ、よほど
名前が売れてほしくないんだね、コイツらずいぶんわかりやすいや(蔑笑)。
探していたのは、きょう東京高裁であった、「
国民の生活が第一」代表・
小沢一郎さんに対する、指定弁護士による(法的根拠のない)「控訴審」の
初公判の結果。当初の予想どおり、裁判長は検察官役の指定弁護士が新たに申請した
全ての証拠を採用せず、即日結審となったようだ。判決は11月12日とのことだが、控訴棄却=小沢さんの無罪確定という流れはまず間違いないだろう。だから、
新聞もテレビもラジオも…み~んなダンマリなのね。
昭和の初めの戦争突入を許した世の中も、きっとこんな感じだったんだろうな。今の日本はほんとうに危ないと思う。せっかく中国政府が譲歩して、「国境問題はあるけれど、まあしばらくそれは棚上げにして、お互い元の関係に戻しましょ!」と言ってくれているのに、「国境問題なんか無い、キリッ」なんちゃって、まるで喧嘩を吹っかけているよう。それをメディアが盛り立てる。まあノーダ民主党政権や自民動物園や橋の下萎疹の後ろにいるのは、武器商売で儲けている日米財界+破綻した米政府なんだから、ホレヤレ、ソレヤレと、日本と中国を喧嘩させたくてたまらない様子。加えて欧米経済界も、中国市場から日本が追い出されて、「今こそビジネス・チャンス!」と大喜びしてる。
日本以外の世界中の国々の人たちが、すでに
中国経済はアメリカをしのぐと見ているときに、日本がヤヤヤ~と駄々っ子戦争を起こして、いったいどこの国が本心から味方してくれると思いますか?
ヤップが属しているミクロネシア連邦だって、とっくに外交の重点を中国にシフトしているっていうのに!
まったく
長渕剛じゃないけれど、おもわず、
Japan, Where are you going?
とシャウトしたくなちゃうよ…他人事じゃないってば!
今のうちになんとかせねば…あきらめないで!というのは、
ヤップの今の状況と同じ。これを止められるのは
あなた(=わたし)だけ。あなた(=わたし)がまわりの人とこういう話をし始めることから、世の中の流れは変わっていきます…
手遅れにならないうちに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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