なんだかお天気がグズついてるなと思ったら、とうとう
台風9号Saola(ベトナムレイヨウ)が産れたようだ。ヤップ島のお天気の崩れはこの台風9号によるものだけど、その半日後には日本にもっと近いところでは
台風10号Damrey(像-カンボジア)が誕生した。
きのうはそんな
台風9号の「産みの苦しみ」のさなか、ヤップ島のあちこちで子供たちの夏休みを利用したコミュニティの催しが行われていた。そしてわたしはガギル地区はワニヤン村で行われた「ガギル・デイ」の踊りを見に行った。
午前中は激しい雨だったので、きっと予定はずれ込むだろうと見込んで午後2時半頃に到着したら、ちょうどタイミングよく女の座り踊りのひとつ目に間に合ったのは良かったが...まだパラパラ落ちてくる小雨の影響なのか、ビデオカメラが根をあげてしまった(悲)。
かなりあせってカメラを拭いたりバッテリーを変えたりHDDを初期化したりしてみたら、その後カメラの機嫌がなおって雨もほぼ止んでくれたので、ふたつ目の女の座り踊りと男の座り踊りをビデオに収録することができた(ホッ)。
ふたつの女の踊りのストーリーは説明がなかったので、これから関係者に聞いてまわるつもりだが、珍しい(現在ではあまり踊られていないという意味で)男の座り踊りについては、海底王国の王様=ロウニンアジとカラウという小さなベラの物語だそうだ。ほぼ同じストーリーを、ヤップ島西側のカダイ村では子供たちの踊りにしている。まあ、どっちが元祖かは...ここでは語るまい(笑)。
ところで男の座り踊りでは、男たちは横崩し結跏趺坐(?)のように座る。この踊りが終わっても踊り手たちはなかなか立ち上がら(れ?)ず、なかには足を投げ出している人もいた(笑)。そして見物人たちがほぼ去ったころ、ようやくみんなで立ち上がって舞台のバスケットボール・コートから退場していったのだった。
上の写真は、会場でもらったり買ったりしたスナック。上の細長いチマキのようなもの(ヤップ語で
イム)の中身はタイヘイヨウグルミ(ヤップ語で
ブオイ)の実。丸いのは削ったコプラ(完熟ココヤシの実)を椰子蜜(でも今どきは簡単に砂糖)で固めた保存食(ヤップ語で
レレス)。
出店にはアイスクリームや甘いケーキ、ピザなども並んでいたけれど、こんな素朴なローカル菓子も堂々と出るようになったのは、ヤップ人の伝統見直し意識が少し進んだ証かもしれない。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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