ずっと大波をかぶっていたヤップ島西側のリーフだが、そろそろ
台風4号グチョルの影響が抜けて静まるのではないかと予想して、北西に位置するミル・チャネル方面に行ってみたら、うねりの高さはきのうとさほど変わっていなかった。タガレン水路を抜けたところからでも、遠くのリーフエッジにくだける長いうねりが見えた。
「こりゃ、あかん」そのままミル・チャネルに行って干潮になると、他のダイブサイトへ移動もできなくなる。すでに潮がどんどん下がるなか、大急ぎでボートを返して南へと向かった。
約5ガロン分のガソリン2000円相当のロスは痛かったけれど(しかもゲストはおひとりだけ)、ネバーマインド(笑)...。
それから緩い東風に乗って南東側のリーフを南下すると、途中でスジイルカたちがちょこっと現れたりして、「これは幸先いいかも!」と思っていたら...ヤップ・カバーンズから先は↑このとおり↑(上の写真)。リーフの最南端から先の西側には、大きなうねりが押し寄せていた
(遠めの写真なのでそんなに大きなうねりには見えないかもしれないけれど)。
そこで「静かな海のギリギリ」だったリーフの最南端の手前(サウスティップ)からエントリーしてみたら、長く続いた時化のため、海水は白濁して透明度はガタ落ちだった。それでもサカナはそこそこ多く、南に向かう流れに乗ってヤップ・カバーンズ方面に向かうと、さすがにうねりによる底ゆれが大きくなってきたので、やや戻ってから沖にむかって浮上した。最南端から最北端まで、まだ大きなうねりをかぶっている西側のリーフは、いつ静まってくれるのやら...。
その後、コロニア近くまで戻って、ガバッチ・チャネルで2ダイブ目を潜った。最干潮後からまだ間がないせいもあって、透明度は...悲しいものだったけれど、小ぶりのレインボウランナー(ツムブリ)がずっとついてきてくれた。
チャネルを南へ谷渡りしようとしていると、ゲストがなにやら興奮して大きなジェスチャー、なんと深場の海底近くを通り過ぎていくマンタを見たのだと!最後のほうではアオウミガメも登場してくれたし、ちょっとは話題性のあるものを見ることができて、ガイドとしては少しだけホッとした次第(笑)。
さて、そんな一日を終えて帰り際、見上げた夕焼け空には...ありゃ~、小さな羊さん or イワシさんが浮いている?東からまた小さな低気圧が来ているようだ。せめて明日までは、お天気があまり大きく崩れませんように!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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